A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

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Bill Jennings

Bill Jennings
Bill JenningsBill Jennings

Glide On
PRESTIGE/PRLP7177/USA/1960


Bill Jennings(g) Jack McDuff(org,p) Wendell Marshall(b)
Alvin Johnson(dr) Al Jennings(vib,g)


Side1
Glide On
Alexandria, VA.
Billin' And Bluin'
There'll Never Be Another You

Side2
Azure Te
Fidlin'
Cole Slaw
Hey Mrs. Jones

先述の『Enough Said!』から1年後、同PRESTIGEレーベルへの録音。
その『Enough Said!』と同一メンバーに『Mood Indigo』でも共演したAl Jenningsが加わったセッション。
このメンツ、この編成。そしてこの風貌の黒人Jenningsの存在感からしても、羊羹をお供にぜんざいを食するくどさのようなものを想起させるが、やはり此処でもこれまで抱いてきた印象通りスッキリとした余韻を残す。
もちろん白人のそれとは異なるが、コテコテの黒っぽさとも違う。
かと言って軽いわけでもなく芯がある。ブルースフィーリングだって当然持ち合わせている。
他の追随を許さない不思議な魅力を放つ。
正にオンリーワンの存在と言ってもいいのかもしれない。
グルメ評に例えるならば「濃厚でコクがある、それでいてしつこくない」といったところだろう 。

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2017/01/15(日) 21:00:24 guitar トラックバック:0 コメント:0

Bill Jennings

Bill Jennings
Bill JenningsBill Jennings

Enough Said !
PRESTIGE/PRLP7164/USA/1959


Bill Jennings(g) Jack McDuff (org) Wendell Marshall(b)
Alvin Johnson(dr)


Side1
Enough Said
Tough Gain
Volare

Side2
Dark Eyes
It Could Happen To You
Blue Jams
Dig Uncle Will

これまで取り上げて来たKING盤の頃に比べると、Jack McDuff を従えたためか幾分アーシーさが感じられるアルバム。
それでもコテコテとまではいかない。見た目とは裏腹に(失礼!)一環として端正なスタイルがベースにある。
そしてマイペース。
独り語りの如きほのぼのとして、今一つ掴み所がない。
この不可思議な感覚が癖になる。
「Dark Eyes」のアンニュイな出だしから徐々に加速していく様は堪らなく魅力的だ。

2017/01/14(土) 23:27:06 guitar トラックバック:0 コメント:0

Bill Jennings

Bill Jennings
Bill JenningsBill Jennings

Mood Indigo
KING/395-508/USA/1956


Bill Jennings(g) Al Jennings(vib)

Side1
It's Easy To Remember
You Go To My Head
You Don't Know What Love Is
Ja Da
Answer Me My Love
Angel Eyes

Side2
Easy Living
Nature Boy
It Ain't Necessarily So- Summertime
What Is This Thing Called Love
Mood Indigo
One For My Baby


明けましておめでとうございます。
新年最初の1枚目くらいは新たなものを取り上げたかったが、昨年からの続きになる。
Bill Jenningsのリーダー作の中では個人的に最も好きなアルバム。
ヴァイブとのデュオで派手さはなく、朴訥とした語り口に終始している。
誰に向けている訳でもなく、さながら独り言を呟いているようだ。
しかし、それに知らず知らずの内に耳を傾け、じっくりと聴き入ってしまう。
素朴ながら芯の強い表現が漲っている。


2017/01/05(木) 11:02:51 guitar トラックバック:0 コメント:0

Bill Jennings

Bill Jennings
Bill JenningsBill Jennings

Billy In The Lion's Den
KING/395-527/USA/1954


Bill Jennings(g) Leo Parker(brs) Andrew Johnson(p)
Joe Williams(b) George DeHart(dr)


Side1
Picadilly Circus
May I
BIlly In The Lion's Den
Sweet And Lovely
There Will Never Be Another You
Stuffy

Side2
Just You Just Me
Down To Earth
What'll I Do
Fine And Dandy
Get Hot
Solitude

数年に一度訪れる地域の大イベントに私生活の殆どを捧げ、それが終焉した頃には既に年末に差し掛かり、またもや忙殺されるという悪循環に陥っていた為、すっかり音楽鑑賞から遠ざかってしまっていた。
大晦日まで来て漸く余裕が出来たため、長らく放置してしまったここも辛うじて年内の更新の運びとなり、同時に本年最後の更新にもなってしまった。
そういう訳でBill Jenningsの続きを。
本作は10インチ『Jazz Interlude』に数曲加わった徳用(?)12インチ盤にあたる。
バリトン奏者Leo Parkerとの双頭コンボともとれるアルバムで、また若くして亡くなったParkerの初期の貴重な演奏に触れられる作品でもある。
そのParkerは1925年ワシントン生まれ、同名のCharlie Parkerから影響を受け、44年Billy Eckstine楽団に入団してから活躍を始める。ただ元々病気がちだったため50年代は療養を取る機会も多く、目立った活動、録音は少ない。
だが、60年代初頭から本格復帰を遂げるべく61年BLUE NOTEに『Let Me Tell You 'bout It』を発表した矢先の62年、心臓まひにより36歳の若さで急死してしまった。正に不遇のジャズメン。
泥臭く熱くブロウするParkerに本来比較的端正な音色を奏でるJennigsも、ここではこってりとしたスタイルで先輩らしく寄り添い合わせ上手く乗せているているようだ。
ジャケットの二人の姿が演奏内容を物語っている。
二人の相性の良さが光る良盤。

今年は(も)思うような更新が出来ないまま最後を迎えてしまった。来年はもう少し充実したものにしたいものだが…どうだろうか。
と言うわけで来年も相変わらず細々と不遇のジャズメン、レコードに光を当てていきます。
それでは皆さん良いお年をお迎えください。

2016/12/31(土) 06:00:00 guitar トラックバック:0 コメント:0

Bill Jennings

Bill Jennings
Bill JenningsBill Jennings

The Fablous Guitar Of Bill Jennings
KING/295-106/USA/1954


Bill Jennings(g) Andrew Johnson,Bill Doggett(p,organ)
Joe Williams,Jimmy Glover(b) George DeHart,Shep Shepherd(dr)


Side1
Big Boy
Darn That Dream
Soft Winds
Sophisticated Lady

Side2
They Can't Take That Away From Me
What's New
633
Danny Boy

今回からギタリストBill Jenningsのアルバムを暫く紹介していこうと思う。
とは言うもののBill Jenningsの情報については殆ど持ち合わせていない。
1919年インディアナ州生まれで、40年代後期からLouis JordanやJimmy Preston、Nita Lore、Little Willie John、Willis Jackson との共演、録音歴があり、左利きなのに右利き用のギターをそのまま扱う奇人(?)といった程度だ。
Jenningsのアルバムの中では本盤とこれより1つ前のレコード番号295-105『Jazz Interlude』の2枚の10インチ盤が入手難易度では上位に入るだろう。
『Jazz Interlude』の方は2曲追加された『Billy In The Lion’s Den』として12インチ化されるが、こちらは10インチオンリーの内容だと思われる。
従って価値はややこちらが上回っているのではないだろうか。
自身も『Billy In The Lion’s Den』を先に入手したため『Jazz Interlude』は既に不要と判断している。
Jenningsのこの風貌からして泥臭く真黒な演奏を勝手に想像してしまうが、以外にも端正だ。
ただ、端正と言っても白人ギタリストのそれとはまた違う。かといってアクの強さがあるわけでもない。
どっちつかずのふわりとした宙づり状態、この唯我独尊的なスタイルこそがJenningsの魅力なのだろう。
一聴をお勧めしたい1人である。

2016/08/26(金) 22:50:29 guitar トラックバック:0 コメント:4
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