A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Hank Jones

Hank Jones
Hank JonesHank Jones

Urbanity
Clef/MGC707/USA/1947,1953


Hank Jones(p) Ray Brown(b) Johnny Smith(g)

Side1                       
Thad's Pad                    
Things Are So Pretty In The Spring      
Little Girl Blue                  
Odd Number                    
Blues For Lady Day               

Side2
The Night Called It A Day
Yesterdays
Your're Blase
Tea For Two
Blue Room

今年最後の締めくくりに、このアルバムを。
Side1はサイドメンにジョニー・スミスとレイ・ブラウンを迎えたトリオによる演奏。
Side2は47年録音のソロ(一曲のみベース参加)による演奏。
「Urbanity」のタイトルに相応しく、ハンクの上品なピアノと、それを支えるスミスとレイの見事なバッキングにうっとりとさせられる。
それはさて置き(?)、「Urabanity」のタイトルに本当に相応しいのは、なんと言ってもこのジャケだろう。
このデザイン、色使い、初めて目にした時しばらく眺め続けていた記憶がある。
内容なんて二の次といっても過言ではない。更に言ってしまえば、盤がピカピカでもジャケが傷んでいたら価値が無い、とさえ思えてくる。
「レコードかCDか」といった優劣の議論などに興味もなく、個人の嗜好で選択すれば良いと思っているが、今回だけは例外。…「CDでは駄目だ」。
レコードの国内盤は同じデザインで再発されている。
言わずもがなデヴィッド・ストーン・マーチンの作品。




ここを始めてから4か月。
50-60年代に絞り、ガイドブックでは黙殺されるようなものを取り上げるという、自分以外喜ぶ人間はいないのではと非常にコアな内容にもかかわらず、コメントを下さったり、閲覧頂いた方には改めて感謝。
来年は更新頻度が多少落ちるかと思われますが、相も変わらず不遇のレコードを日のあたる場所へ推しあげていきます。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

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2009/12/31(木) 10:05:57 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Ben Di Tosti

Ben Di Tosti
Ben Di TostiBen Di Tosti

Carnival
World-Pacific/WP1410/USA/60's


Ben Di Tosti(p) Steve Le Fever(b) Ray Price(dr)

Side1                 
The Rich               
Yum,Ticky,Ticky,Tum,Tum      
Mira                   
Theme From Carival        
It Was Always You

Side2
Everybody Likes You
Grand Imperial Cique De Paris
Her Face
A Very Nice Man

この時代にもう一枚残されたトスティのリーダーアルバム。
サイドメンは入れ替わるものの、ピアノ・トリオのフォーマットは変わらず。
ブロードウェイの「カーニバル」を題材に、再び軽やかな演奏を聴く事が出来る。
が、アルバム全体の出来は「Out Of This World」の方が優れている。
このジャケットも頂けない。「CARNIVAL」の文字のレインボーカラーとトスティのポロシャツの色、ぬいぐるみの色でレインボーカラーを一致させた構図なのだろうか。
何よりも気がかりなのは、ピアノの上におかれた二体のぬいぐるみ。「CARNIVAL」のキャラクターなのだろうか。
何れにしても、タダでもいらない。

2009/12/30(水) 19:51:10 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Ben Di Tosti

Ben Di Tosti
Ben Di TostiBen Di Tosti

Out Of This World
Everest/1214/USA/1962


Ben Di Tosti(p) Steve LaFever(b) Jerry Williams(dr)

Side1               
Tennessee Waltz        
Out Of This World        
Scarlet Ribbons         
I've Found A New Baby    

Side2
A Lot Of Livin To Do
Willow Weep For Me
Dark Eyes
Happy Blues

ニューヨーク生まれのピアニスト、トスティのピアノトリオによる演奏。
この人の詳しい経歴を以前目にした記憶があったのだが失念。確かレニー・トリスターノに師事し、日系人だったような気がしたが、良く思い出せない。
面白みの無いジャケ、ピアノトリオと言うだけで何の期待もせずに購入したが、実際に聴いてみるとこれがなかなか良い。
一曲目のブルースフィーリング溢れる「テネシーワルツ」が流れ出すと、このアルバムの出来を期待しないわけにはいかない。
Everestということもあって録音も良く、トスティの軽やかなタッチが手に取るように分かる。
ハイライトは「柳よ泣いておくれ」だろう。7分を超える長尺だが、それを忘れさせてくれる、いつまでも聴いていたくなるような演奏。
こういうマイナー盤に当たった時の喜びは一入。

2009/12/28(月) 19:54:37 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Ken Belding

Ken Belding
Ken BeldingKen Belding

Music For Swinging Skiers
Addison Record/ADS3000/USA/1959


Kenbelding(p) Unknown(b,dr)

Side1                
Winter Wonderland         
Let It Snow              
Baggy Knees              
Sleigh Ride              
Lounge Lizard            
Button Up Your Overcoat     

Side2
Moonlight In Vermont
I've Got My Love To Keep Me Warm
Yes Sir That's My Baby
Rum By The Fire
The Whiffenpoof Song
Snowball

手持ちが無いため最後になってしまったが、クリスマスアルバムを。
主旨に相応しいマイナー盤を紹介。AM-PARの表記がレーベルにあるようにABC-Paramountの子会社に残されたピアノトリオによる演奏。
クリスマス・アルバムと言っても、定番ソングばかりを取り上げているわけではなく、どちらかと言うとウインターソング集といった趣。
軽やかなタッチながらもカクテル的な要素はなく、リズムセクションと三位一体となったジャズピアノ。
ジャケはバーモントにあった「The Baggy Knees」というスキー場の山小屋で撮られたものらしい。
「Baggy Knnes」や「Moonlight In Vermont」と因んだ選曲もしている。
このジャケが示すように、ほっとするような温かみのある雰囲気の演奏が全編に収められていて、この時期に取り出して聴くにはもってこいのアルバム。

インストのクリスマス・アルバムには、その他ラムゼイ・ルイスやケニー・バレル名義のアルバムをはじめ、いくつか残されているが今のところ購入の意志はない。気が向いて手に入れる機会が訪れた時には、来年のこの時期に取り上げようと思う。
そもそもここが来年の今頃まで続いていればの話だが…

2009/12/23(水) 10:24:18 Christmas Albums トラックバック:0 コメント:2

Jimmy Smith

Jimmy Smith
Jimmy SmithJimmy Smith

Christmas Cookin'
Verve/V6-8666/USA/1964


Jimmy Smith(org) Quentin Warren(g) Bill Hart(dr)
&Orchestra


Side1                    
God Rest Ye Merry Gentleman     
Jingle Bells                 
We Three Kings              
The Christmas Song           

Side2
White Christmas
Santa Claus Is Coming To Town
Silent Night
God Rest Ye Merry Gentleman

さらにクリスマス・アルバム。
ジミースミスのトリオによる演奏とオーケストラをバックにした演奏が収められている。
流石と言うべきか、おちゃらけたジャケとは裏腹に物の見事なジャズ・アルバムに仕上がっている。
原曲を辛うじて保ちながら、アドリブの効いたファンキーなオルガンを全編に亘って聴かせる。
同じオルガンでもパターソン盤とは一味違う。
オーケストラも、アル・コーン、ジョー・ニューマン、ジミー・クリーブランド、ケニー・バレル、グラディ・テイトなど一流どころが参加している。
未所有だが同時期に同レーベルから、「Christmas64」というアルバムも出している。
当時のジャズ界のヒエラルキー故か、既載のピアソンは徒歩で、バッグにはち切れんばかりの小さなプレゼントを詰め込んで配らなければならないが、スミスは真っ赤なスポーツカーにまたがって、悠々と「いる?」みたいな余裕の表情で大きなプレゼントを配る。

2009/12/22(火) 19:51:12 Christmas Albums トラックバック:0 コメント:2
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