A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

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Errol Parker

Errol Parker
Errol ParkerErrol Parker

Pretext
Brunswick/87 923/France/1965


Errol Parker(p) Ron Jefferson(b) Roland Haynes(dr)

Side1             
Pretext              
Erroland             
Entre Nou            

Side2
Imprrovisation
Easy
Suite

期待していた事柄が成果を上げなかった時、失望や落胆が生まれるが、期待をしていなかった事柄が思わぬ成果を生んだ時、歓喜と愉悦が訪れる。今回の日本代表のWCに於ける結果の如く。
このアルバムもそういう類の一枚に含まれるだろう。
同一ミュージシャンのピアノ・トリオの作品で抱きやすい感想が、「甲乙付け難い出来」というより「似たり寄ったりの出来」。
これもそう陥りがちかと思いきや、これまでの紹介したアルバムと比較すると出色の出来。
溌剌としたプレイの中に優雅さと荘重さを兼ね備えた響きを持ち、お馴染みのスタンダードでは無く、彼自身のオリジナルで固められた曲群と相俟って、これまでのこじんまりとしたスタイルとは異なりスケールの大きな演奏を披歴している。
Side2の勇壮な組曲風の演奏も好いが、ベニー・ゴルソンの名曲「I Remember Clifford」のテーマを模したようなリフを幾重にも重ねた、Side1の「Entre Nous」が心地良く耳に残る。

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2010/06/27(日) 15:36:54 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Errol Parker

Errol Parker
Errol ParkerErrol Parker

Errol Parker
Brunswick/87 914/France/1963


Errol Parker(p) Georges Luca(b) Knsas Field(dr)

Side1                
Lorre                  
Goody Goody             
Unison                   
I Only Have Eyes For You       
Old Folks                 
Up And Down              

Side2
Three Blind Mice
Stlla By Starlight
Blue Afternoon
I Cover The Waterfront
Stain Doll
Pick Yousrself

ワールドカップも中盤を迎え、日本代表にとっては今夜と言うべきか、明朝と言うべきか大きな山場が訪れた。
その後押しとしてアフリカ関連のジャズをと思ってみても、持っていないから出しようもない。
トーナメントへ進出した国のジャズの紹介を試みようと思ったが、「ガーナ」の時点で諦めた。
せめて優勝国のジャズだけでも取り上げたいと願う。が、大番狂わせのガーナ優勝だったら…
言い訳はこの程度にし、今回もエロルの盤を。
録音年とメンバーとも前回の「Opus」と同一。しかしここでは、オリジナルばかりで占めた「Opus」とは違いスタンダードも交えての選曲。
エロル・パーカーというその芸名(?)から、軽めのピアニストを想起していたが結構な実力派だと再認識させられた。
オリジナルにおけるドライブ感に富んだ演奏や、スタンダードのバラード演奏では丁寧に慈しむようなタッチが耳に心地よい。素っ気ないタイトル、ジャケだが、その内容はなかなか粋な好演。

2010/06/24(木) 20:46:28 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Errol Parker

Errol Parker
Errol ParkerErrol Parker

Opus
Brunswick/87919/France/1963


Errol Parker(p) Georges Luca(b) Kansas Field(dr)

Side1           
Opus            
Crazy            
Blow            
Extra

Side2
J.F.K
Minor Mood
Jack Pot

ワールドカップ開催を記念して、アフリカに関連するジャズをこじつけで紹介。
今回はフランスのピアニスト、ドラマーとして知られたエロル・パーカーを。
フランス盤、フランス人と結び付く要素がなさそうだが、この人もともとはアルジェリア出身。
ということで、殆どへ理屈とも思われるだろうが企画成立。
エロルは「北アフリカ」出身と良く紹介されるが、随分とアバウト。佐賀の生まれの人に出身を尋ねたら「九州です」と返答されるくらい大雑把。(経験上良くある事だが)

それよりもこの名前。ジャズメンとして随分と出来すぎた名前だと思ったら何の事は無い、本名はラルフ・ショクラン。
作家の村上春樹の逆パターン。村上氏がデビュー当時に既に売れっ子、著名だった村上龍と角川春樹。村上春樹が本名にも関わらず、その二人から取ったと勘違いされたらしく、いくらなんでもそのペンネームはやりすぎと編集者にさとされたというエピソードを思い出す。

アグレッシブな演奏の傍らその名の由来の通りエロル・ガーナーのビハインド・ザ・ビートとまではいかないまでも、ガーナーの影響を感じさせるようなストライド奏法も披露。ここでは全曲オリジナルで占め、作曲・演奏とも多才ぶりを発揮している。




2010/06/18(金) 21:33:32 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Dollar Brand

Dollar Brand
Dollar BrandDollar Brand

The Dollar Brand Trio
Reprise/R6111/USA/1963


Dollar Brand(p) Johnny Gertze(b) Makya Ntshoko(dr)

Side1             
Dollars Dance         
Kippi               
Brilliant Cornes        

Side2
Jumping Rope
Ubu Suku
The Stride

予想外(?)の勝利に湧いたワールドカップの日本の初戦。
その記念に珍盤をと行きたいところだが、生憎アフリカジャズ関連は持ち合わせが乏しく、いくら探しても面白そうなものが出てきそうもないので、今回は無難にこの盤を。
この時代のアフリカン・ジャズの嚆矢と言えるのがこの人、ダラーブランド。現在はアブドゥラ・イブラヒムを名乗っている。
1934年南アフリカ、ケープタウン生まれ。14歳の時にパーカーやガレスピーらの演奏をレコードを通じて学び、50年代末から61年にかけて「Jazz Epistles」という地元のコンボで活躍。
62年に渡欧。63年にスイスのチューリッヒでトリオを率いて演奏しているところをエリントンに認められ、初のリーダーアルバムの録音の機会を得て生み出されたのが本アルバム。
65年に渡米しニューポートジャズフェスに出演し脚光を浴びる。その後はニューヨークを拠点にエルビン・ジョーンズやホール・オーバートンと共演したり、故郷にミュージック・センターを開設するなど、南アフリカ初の世界的なジャズピアニストに成長した。
ダラー・ブランドと言えば「アフリカン・ピアノ」が有名だが、未所有、未聴。理由はあのジャケ、タイトルのもつ重厚で特異な雰囲気に威圧感を覚え、その演奏となれば尚更聴き通す自身がないから。尤も単なる聴かず嫌いかもしれないが。
そこで唯一手を出したのがこの盤。理由はトリオであり、リプリーズレーベルだから軽そうかなと思ったのと、デビューアルバムだから入門用にはちょうど良いだろうと感じたから。
そう思っていざ演奏を聴いてみると圧迫感はそれほど無い。どちらかというとモンクやエリントンの影響を多分に感じさせる部分がある。が、それでもモンクのそれとは異なった一種独特なノリ、アフリカ人ならではのリズム感や民族性に根ざしたフレーズが散見され、自分には最後まで馴染む事ができなかった。それはまるで、スタジアムに木霊する「ブブゼラ」の響きのように。


それでもしみじみと良いなと思える好きな演奏、曲がブランドのこの「The Wedding」




2010/06/16(水) 22:40:56 piano A-G トラックバック:0 コメント:4

Dave Lithins

Dave Lithins
Dave LithinsDave Lithins

'Swingin After Dark
HMV/JCLP10011/South Africa/50's


Dave Lithins(p) Johnny Rautenbach(b) Chick Joubert(g)
 
Side1                    
I'm Begining To See The Light       
The Nearness Of You            
Button Up Your Overcoat         
You're The Cream In My Coffe      
Rose And Picardy              
They Can't Take That Away From Me  

Side2
The Gypsy In My Soul
Undecided
Warm
I Can't Given You Anthing But Love
Blue Room
Dave's Blues

いよいよワールドカップも開幕という事で盛り上がって来たようだ。
以前バンクーバー・オリンピックの開催時にカナダ盤を連続紹介する企画を行い、その最後に取り上げたWalter Boudreauのアルバム紹介時、追記としてワールド・カップ開催の暁にはアフリカ盤を、と記載した覚えがあるのでその宣言通り、今最も旬な都市、南アフリカでプレスされた南アフリカ人によるジャズレコードを紹介。
アフリカジャズのレア盤といえばBud ShankのPaciffic Jazz盤「In Africa」が最右翼だが、Shankがアメリカ人なのに対し、この盤の面子は全員アフリカ人というところではShank盤とは違った意味で貴重だと思う。
ピアニストのDave LithinsはPort Elizabeth、ベーシストのJohnny RautenbachはUitenhage、ギターのChick JoubertはGraff Reinetと、皆それぞれ南アフリカ生まれのジャズメン。
Lithinsは15歳くらいの時にジャズに興味を持ち始め、Rhodes大学で学ぶ傍らVarsityダンスバンドで力をつけたようだ。
オスカー・ピーターソンを敬愛しているようで、ピアノ、ベース、ドラムといったピアノ・トリオでは無く、ピーターソンの初期録音の頃のようなピアノ、ベース、ギターというトリオの形式をここで採っている。
そのピーターソンばりにというのは大袈裟だが、Lithinsもリラックスした程良くスウィングする小気味の良い演奏を聴かせてくれる。
ジャケットの裏にそれぞれのポートレイトが載っていて、そこに数字が付記されているがこれはその当時の年齢だと思われる。ベーシストとギタリストはどうやら31歳のよう。リーダーのLithinsは21歳。…え?41の間違いではなくて?

そんなわけで暫くの間アフリカに関連したレコードを取り上げていこうと思う。
尤も殆ど強引、半ばこじつけのようなものばかりになるのだが。

2010/06/11(金) 22:19:00 piano H-N トラックバック:0 コメント:0
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