A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Luiz Eca

Luiz Eca
Luiz EcaLuiz Eca

Uma Noite No Plaza
Discos Radio/LPC0040/Brazil/1955


Luiz Eca(p) Paulo Ney(g) Eduardo Lincoln(b)
Unknown(dr)


Side1                 
The Last Time I Saw Paris     
Sensation                
Reloginho Do Vovo          
Three Coins In The Fountain    
Melancolia                
Cancao Do Vaqueiro         

Side2
Candonble
Funny
Na Baixa Do Sapaterio
Amendoim Torradinho
Stranger In Paradise
Estatutos Da Gafieria

前回の告知通りブラジルのレア盤を紹介。
1936年リオ・デ・ジャネイロ生まれ。後のTAMBA TRIOのリーダーのLuiz Ecaが55年のボサ・ノヴァ以前に吹き込んだ10インチ盤。
Ecaにとっても最初期の録音になると思われる。
ジャケ写真にも裏のライナーにも記載は無くトリオ名義になってはいるが、ドラムのブラッシュワークがはっきりと聴こえるため、実際はピアノトリオ+ギターのカルテットによる演奏形式。
数曲ボーカルも挿入されているが、本人のものかどうかは分からない。
Melancoliaをはじめ上品なピアノが展開され、後の名ピア二ストの片鱗を早くも窺い知ることができる事でも貴重なレコードになるだろう。
音源自体は、もう一枚のレア盤「Um Piano Na Madrugada」とのカップリングで、「The Pano Of Luiz Eca」のタイトルでCD化されていて聴く事が可能。




交流のあったEvansとの共演




スポンサーサイト
2010/11/23(火) 10:22:28 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Dick Farney

Dick Farney
Dick FarneyDick Farney

Jazz
RGE/XRLP-5134/Brazil/1961


Dick Farney(p) Hector Costita(as)
Mario Augsto Monteiro Da Silva(b) Claudio Slon(dr)


Side1              
Swaniee River           
These Foolish Things       
RGE Blues              
Improviso

Side2
Georgia On My Mind
Tangerine
Improviso No.2

もう一枚手持ちのDick Farneyのアルバムを。
シンプルなタイトル、シンプルなジャケット。
しかし内容は素晴らしい。
それを引き立てているのはCostitaのアルトサックスに因るものが大きいだろう。
アート・ペッパーを少し明るくしたような音色から展開される演奏は、ダイナッミック且つ繊細さを併せ持っている。
それに呼応するかのようにリズム陣、特にFarneyが生き生きと躍動している。
冒頭の「スワニー河」が気迫、ノリ共に素晴らしい。
Farneyは結構な数のアルバムを残しているが、残念ながら手持ちは二枚のみ。多作の割に殆ど見かけないような気がするが、南米盤故だろうか。
ブラジル盤を連続で紹介したので、ついでに次回もブラジルの珍盤を紹介。

2010/11/20(土) 22:24:36 piano A-G トラックバック:0 コメント:4

Dick Farney

Dick Farney
Dick FarneyDick Farney

Dick Farney Trio
Continental/LPP29/Brazil/1956


Dick Farney(p) Dinarte Rodrigues Filho(g) Eduardo Lincoln(b)

Side1                 
Valsa De Uma Cidade          
Tenderly                  
Com Voce Meu Bem         
Contigo En La Distancia        

Side2
You Stepped Out Of A Dream
Deep Purple
Nick Bar
Farney's Blues

1921年ブラジル生まれのピアニスト兼作曲家、歌手Dick Farneyのピアノ、ギター、ベースのトリオによるアルバム。
ここでのFarneyはピアノのみに徹している。
南米盤はアメリカ、ヨーロッパ盤に比べて情報量に乏しく、初見或いは初聴のものが多く、その分リスクも増えるが、良い演奏に巡り合えた時は宝の山を探し当てたような気分を味わう事ができ、愉しみの一つになっている。
この盤を見かけた時もそういう気分だったように思える。
著名なピアニストだが、入手当時はその知識がなかった。にもかかわらず、このモノクロの渋いジャケットが期待感を抱かせ即購入。
南米盤探しのネックが、良いコンディションのものとなかなか出合えない事にあるだろう。
かといって見送ると数年、場合にはそれ以降全く見かけなくなるという落とし穴が待っているから危険。
そういう意味でこの盤も底にチリチリと多少ノイズがあるものの充分に楽しめる状態だったので迷わず購入。
演奏は非常に知的で上品で落ち着いている。チリノイズでさえ演奏の一環かと思えるほど味わいのある内容。





2010/11/14(日) 19:00:00 piano A-G トラックバック:0 コメント:0