A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Stan Wiest

Stan Wiest
Stan WiestStan Wiest

Go Wiest Young Man
Century/25515/USA/1966


Stan Wiest(p) Unknown(b,dr)

Side1                   
The Girl From Ipanema          
Misty                    
Hey There                 
Billy Boy                  

Side2
Carnival                        
What I Say
Autumn Leaves
Tea For Two
On Green Dolphin Street


???
またもJack Quigleyの「Listen!Quigley」…ではない。
ジャケットを良く見比べて欲しい。
どう見ても左右反転しただけの、「パクリ」ジャケット。
ライナーの記載が無く、レーベルにメンバー、録音年、曲目等が記してあることから私家盤と思われる。
左右反転、インクの濃淡による色違い、誤記等のエラージャケットの存在はいくつか知っているが、こういう例は聞いた事が無い。
ばれないと思ったのか。確かにばれていない。その指摘をこれまでどこかで耳にした事も、目にした事もないからだ。今、ここで私が公開しても既に時効だろう。おめでとう。

場所は不明だが、ピアノトリオによるライブ録音。
録音も酷いが、演奏も優れたものではない。少なくともQuigleyの足元にも及ばない。
「Girl From Ipanema」や「Autumn Leaves」あたりのテーマの唄わせ方が安易過ぎる。
三曲目くらいまでは演奏の音より、客の話し声やざわめきの方が良く聞こえてくるほど、聴衆も全くと言っていいくらい耳を傾けていない。それだけ惹きつけるものがないとの証拠か。
それでもライブの為か中盤にかけて勢いが付いてきたようで、辛うじてベストトラックと思われる「Carnival」(黒いオルフェ)になると、客も演奏に集中しているようだ。
そこで勘違いして気を良くしてしまったのだろうか。次曲突然ボーカルを披露し、その下品さのためか再び聴衆が集中力を切らしざわつき始める。
それでも踏ん張り、最終曲「Green Dolphin Street」で力演を展開するものの、一度失った信用を取り戻すには至らず、アルバムの終わりを告げる。残念。

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2012/01/29(日) 19:20:49 piano V-Z トラックバック:0 コメント:2

Jack Quigley

Jack Quigley
Jack QuigleyJack Quigley

Listen!Quigley
Sand/C-32/USA/1962-63


Jack Quigley(p) Buddy Clark(b) Frank Capp(dr)

Side1                 
Frankley Speaking           
Lazy                   
Night Wind                 
Gone Baroque              

Side2

Evan's Heaven
Senor Caboose
Lucky Miss Fortune                       
Intersection
Sihtam's Delight


ここで取り上げるQuigleyのアルバムとしてはこれで4枚目。
Sandレーベルとしては第三弾にあたる。
もはや当然と言うべきか、全てオリジナル曲。数々のスタンダードが既に存在していたにも関わらず、その殆ど、数で言えば39曲の自作曲を披露したセンス、或いは作曲力に改めて脱帽。陳腐なものが無いという点でも称賛に値する。
既に「D'Javer?」を最高作と位置付けてしまったが、これが劣っているわけではない。むしろ甲乙つけがたい出来。評価は好みの問題だけだろう。
Quigleyとしては「Class In Session」以外はどれもお勧め。
手持ちはこれで最後だが、もう一枚「Sesac」レーベルにもアルバムがあるようだ。

さて、現在手持ちにあるアルバムの場合は、録音年の古いものから取り上げるようにしている。
それに倣えばC-38の「D'Jever]より、本作C-30の「Listen!Quigley」を先に紹介しなければならないはずだが、「敢えて」順番を入れ替えて見た。
それは次回更新時の為に布石を打っておいたからだ。
この時点で次に何が来るか予測できた人は相当のマニア。いや、もはや「変態」の称号(自分を含む)が相応しいだろう。

2012/01/28(土) 20:08:48 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Jack Quigley

Jack Quigley
Jack QuigleyJack Quigley

D'Jever?
Sand/C-38/USA/1963


Jack Quigley(p) Chuck Berghoufer(b) Frank Capp(dr)

Side1                  
Marryin'Marian             
Presto                  
Kennedria                
D'Javer?                 
What Goes?               

Side2
Just You And Me
Arabesque
Quiet Time
Third Important Indian The 2nd
Montage


QuigleyのSandレーベル第四弾。
ここでQuigleyのアルバムを取り上げるのは三枚目となるが、都合により四枚目となるアルバムから紹介。
やはりこれも全てオリジナル曲。
アルバムごとに作曲力も増しているかのように、その曲想に感嘆させられる。まさに魅惑の曲集といった趣。
一曲目から直ぐに彼の世界に惹きこまれ、三曲目のエキゾチックなテーマから才気溢れるアドリブパートへの移行。「Quiet Time」のシングルトーンを効果的に用いたしっとりと聴かせるバラード。
曲、演奏共にQuigleyワールド全開。
QuigleyのSandレーベル最後の作品にして、彼の最高傑作となった。

2012/01/27(金) 23:31:55 piano O-U トラックバック:0 コメント:2

Jack Quigley

Jack Quigley
Jack QuigleyJack Quigley

Class In Session
Sand/C-30/USA/1962


Jack Quigley(p,celesta) Pul Horn(as,fl,piccolo) Tommy Tedesco(g)
Joe Mondragon(b) Frank Capp(dr) Emil Richards,Ralph Hansel(per)


Side1                      
Way ut In Hillbilly Heaven           
Celestial                      
Apropos                     
Somewhere Far Away             
Homeward Bound                

Side2
I'll Follow You
Theme For A Starlet
Tempo-Rarely
Angelique
So Sublime


Sandレーベルに残したQuigleyの第二弾。
ここでもニ曲を除き全て自作曲で固めている。
二曲のうちの一曲が、過去に取り上げたHal Keller作の「Theme For A Starlet」だ。
Keller自身もアルバム「Debut!」で取り上げている。レーベルデザインは異なるが同じ「Sand」レーベル。恐らく繋がりがあるのだろう。
今回はメンバーも増え、多種の楽器を用いて趣向を凝らしている。が、その分散漫な印象が残る。演奏自体耳を素通りしていく感じだ。
唯一Paul Hornのアルトとフルートが成果を上げているといったところ。
やはりQuigleyは純粋にピアノに向かうのが相応しい。
作曲はセンスは相変わらずなだけに残念。

2012/01/26(木) 20:27:22 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Jack Quigley

Jack Quigley
Jack QuigleyJack Quigley

In Hollywood
Sand/C-28/USA/1962


Jack Quigley(p) Chuck Berghaufer(b) Frank Capp(dr)

Side1                 
Ode To Keats              
Pale Blue                 
I'd Know Her Anywhere        
That's What You Are          
Blue October              
Left Over                

Side2
Don't Go Now
You Can't Go Home Again
I Couldn't Do Without You
Your Garden Of Dreams
Pot Luck
The Touch Of Erin


マサチューセッツ州のショウビジネス一家に生まれ、高校とボストン大学で音楽を学んだらしいが、それ以上の詳細が掴めない。
Sandレーベルから4枚アルバムをリリースしているが、そのファーストアルバムがこれ。
ピアニストだけではなく、アレンジャーやコンポーザーとしての才能もあるようで、全曲をオリジナルで固めている。
アルバムの冒頭こそ駄演臭が一瞬漂うが、直ぐにそれが杞憂だとわかる。
アドリブパートに入れば緩急織り交ぜた好演が続く。
自作曲も良作揃い。


2012/01/25(水) 21:48:03 piano O-U トラックバック:0 コメント:0
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