A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Cecil Lloyd

Cecil Lloyd
Cecil LloydCecil Lloyd

Piano Patterns
20th Fox/FOX3010/USA/1959


Cecil Lloyd(p) Lloyd Trottman(b) Solomon Hall,Panama Francis(dr)

Side1
Cumana
Reserve
There Will Never Be Another You
Tammy
Manhattan
You'll Never Walk Alone

Side2
Foggy Day
Invitation
Lullaby Of Birdland
Love Letters
Volare
It Might As Well Be Spring

1936年ジャマイカのスパニッシュ・タウン生まれ。
先日取り上げたErnest Ranglinの「Reflections」で素晴らしいバックを務めたいたピアニストその人。
だが、ここではどうだろう。Side1は「Reflection」の時と同じ人物とは思えないほど、パッとしない演奏。
ところがSide2に入った途端、小気味良いドラミングに乗せられるようにLloydのピアノも躍動する。
これこそが彼の持ち味。
バラード演奏は些かエレガント過ぎるきらいがあるが、ミディアムテンポに於ける表現は郷土を強くイメージさせる好演。
Cecil Lloydはこれ以外にジャマイカのレーベルに目ぼしいものがいくつかあるのだが、入手は困難。

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2012/02/26(日) 17:00:00 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Lance Haywood

Lance Haywood
Lance HaywoodLance Haywood

At The Half Moon
ISLAND RECORDS/CB21/Jamaica/1959


Lance Haywood(p) Frank Rabain,Ernest Ranglin(g)
Maxwell Smith(b) Clarence Bean(dr)


Side1
Ocho Rios
Beguin The Beguin
Virgin Isle Vamp
Grenada
Ethiopia

Side2
Street Where You Live
All The Things You Are
Session At The Opera
Free Lance

これもジャマイカン・ジャズの一枚。
ISLAND RECORDSの歴史に詳しくは無いが、元々ジャマイカを拠点に活動していたレーベルが60年代になりロンドンへ拠点を移したという事なのだろうか。
これは、そういう意味では貴重なジャマイカプレス。
もう一つ貴重なのが、Side2のみの参加となるがErnest Ranglinの初録音がこのアルバムと思われる。
「Half Moon」はモンテゴ・ベイにあった(ある?)ホテル。「At The Half Moon」とあるがライブ録音では無い。
「Haywoodが当時活動していたHalf Moonホテル」といったような意味合いだろう。
Side1はあまりジャズ臭がなく、ポップス寄りの演奏でさらっと聞流せてしまう。
ところがSide2でギタリストがRanglinに入れ替わった瞬間、雰囲気が一転。このジャケットやレーベルデザインの如くバンドが一気に燃え盛る。
ギター一本で世界を変えてしまう力量に脱帽。
「All The Things You Are」でジャマイカン・ハードバッパーとしての真骨頂を発揮している。

このアルバムに続くレコード番号CB22がRanglinの初リーダーアルバム「Guitar in Ernest」。
未だ入手の機会は巡ってこないが、是非聴いてみたいものだ。

2012/02/25(土) 20:45:53 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Ernest Ranglin

Ernest Ranglin
Ernest RanglinErnest Ranglin

Wranglin'
ISLAND RECORDS/ILP909/UK/1964


Ernest Ranglin(g) Malcolm Cecil(b) Alan Ganley(dr)

Side1
Listead Market
Angelina
Tonight

Side2
Wrangln'
Reflections
Just In Time

もう一枚Ernest Ranglinのアルバムを。
64年のライブ録音。場所は不明だが時期から推察すると、当時専属ギタリストになっていた「ロニー・スコッツ・クラブ」ではないかと思われる。
斬新さや革新性、もちろん前衛的な表現とは無縁。
むしろ素朴で温かい。
優しく語り掛ける様に弦を爪弾く。ただそれだけなのに心を掴む。
「至福の時」とは、ここに居合わせた聴衆の過ごした時間の事だろう。

2012/02/24(金) 21:25:03 guitar トラックバック:0 コメント:0

Ernest Ranglin

Earnest Ranglin
Ernest RanglinErnest Ranglin

Reflections
ISLAND RECORDS/ILP915/UK/1960-61


Ernest Ranglin(g) Cecil Lloyd(p) Cluit Johnson,Taddy Mowatt(b)
Lowell Morris,Clarence Bean(dr)


Side1
Tea For Two
Taking Chance On Love
All The Things You Are
S'Wonderful

Side2
Reflections
One For Picka
Gra's Tune
Try In Nuh

前回取り上げた「The Jamaican Jazz Crusaders」に参加していたギタリストErnest Ranglinの一枚。
リリースは64年頃だが、録音自体は60年から61年にかけてのもの。
1932年ジャマイカ生まれ。幼少期に独学で楽理を習得後、同郷のMonty Alexsanderと研鑚を積み、63年に渡英するまで地元のミュージシャンに多大な影響を与えた。
そのイギリスでは「ロニー・スコット・クラブ」の専属ミュージシャンとなり数多くの称賛を得たようだ。
「ジャズ」の他「レゲエ」の分野で活躍するなど、ジャズ・ギタリストの一人というよりもジャマイカを代表するミュージシャンの一人といった形容が相応しいだろう。
ここではスタンダードを素材に爽やかで心地の良い演奏が繰り広げられる。
ボサ・ノヴァのような安らぎにジャマイカンミュージックの陽気さを併せ持ったような、素晴らしいジャマイカン・ジャズを披露している。
それを一層引き立てているのが、やはりジャマイ出身のピアニストCecil Lloydだ。

2012/02/21(火) 21:22:32 guitar トラックバック:0 コメント:0

The Jamaican Jazz Crusaders

The Jamaican Jazz Crusaders
The Jamaican Jazz CrusadersThe Jamaican Jazz Crusaders

The Jamaican Jazz Crusaders
JMA RECORDS/JLP11-101/USA/1969


Roy Burrowes(tp) Roland Alphonso(ts) Ernest Ranglin(g)
Aubrey Adams(p) Harold Williams(b) Carl Mcleod(dr)


Side1
Split Kick
Round Midnight

Side2
The Highest Mountain
Green Dolphin Street
Live Interview With Roy Burwes

まるで50年代にリリースされたかのようなジャケットデザインだが、これでも69年のアルバム。
「A Live Interview」の副題が示す通り、Side2にはトランペッターRoy Burrowesへの約8分ほどのインタビューが収録されている。
ジャマイカ出身の代表的なジャズメンと言えば思い出されるのが、Wynton KelllyとMonty Alexanderだろう。
そしてこのアルバムはジャマイカ出身のミュージシャンによって構成されたグループによる吹き込み。
そもそも彼らの音楽の活動範囲はジャズに限ったものではない為、ジャマイカを代表するミュージシャン達が手掛けたジャズ作品といった趣。
流石と言うべきだろうか、本業では無くても彼ら自身の持つ土着的なスタイルとアメリカのジャズを巧みに消化、融合させ、ジャマイカン・ハード・バップとも言える独特のスウィング感を生みだすことに成功している。

2012/02/20(月) 19:23:13 others トラックバック:0 コメント:2
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