A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Gordon Beck

Gordon Beck
Gordon BeckGordon Beck

DrDolittle Loves Jazz
MAJOR MINOR/MMLP8/UK/1967


Gordon Beck(p) Kenny Baldock(b) Jackie Dougan(dr)

Side1
My Friend The Doctor
I've Never Seen Anything Like It
At The Crossroads
Talk To The Animals

Side2
Doctor Dolittle
When I Look In Your Eyes
After Today
I Think I Like You
Beautiful Things

完全に熱が冷めきってしまい、流石にオリンピック企画を続けるには無理が生じてきたため打ち切りにしようと思っていた矢先に舞い込んだニュース、そう「ロンドン・パラリンピック開幕」
これに乗じてまだまだ続く…

ロンドン・オリンピック開催企画の第十八弾。

ピアニストのGordon Beckは1938年ロンドン生まれ。
13歳でピアノを始め、17歳でジャズに開眼。57年からの2年間のカナダ在住時に演奏活動を開始した。
その後ロンドンに戻りサックス奏者のPeter Kingの元で研鑽を積みプロデビューを果たす。
Tubby HayesやJimmy DeucherやTony Kinseyらと共演し、65年に自己のトリオを結成。
その後69年からはPhil Woodsのヨーロピアン・リズム・マシーンに参加。70年以降はジャズ指導者と演奏者との両立で活躍している。
そして本作は65年のトリオ結成後にリリースされた、映画「Dr Dolittle」のテーマ曲を題材にしたピアノトリオ。
ジャケットのポップな雰囲気からして緩い演奏をイメージしてしまうが、実際はスウィンギーでスリリングな展開溢れる内容。
ミュージカルや映画の劇中歌を素材にすると一本調子で最後まで通しがちなところを、冒頭のスウィンギーな「My Friend The Doctor」から美しい旋律の「I've Never Seen Anything Like It」、ボッサ調の「After Today」、緩急織り交ぜたスリリングなワルツ「Beautiful Things」まで一気に駆け抜け、聴く者に心地の良い疲労感をもたらす。
Gordon Beck初期の好盤。

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2012/08/29(水) 21:03:51 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Ralph Dollimore

Ralph Dollimore
Ralph DollimoreRalph Dollimore

Music For A Special Evening
Columbia/TWO215/UK/1968


Ralph Dollimore(p) &Orchestra

Side1
Reflections
The Fool On The Hill
Here's That Rainy Day
A Man And A Woman
Kulta's Lullaby
One Day Soon

Side2
Shades Of Blue
Love Is Blue
You And I
Someone To Watch Over Me
Waltz For Dabby
Sohia

ロンドン・オリンピック開催企画の第十七弾。

もう一枚Dollimoreのアルバムを。
自作の「Kulya's Lullaby」や「Shades Of Blue」、スタンダードナンバー、Beatlesの「The Fool On The Hill」やEvansの「Waltz For Debby」などを選曲し、オーケストラをバックに優雅で軽やかな調べを奏でる。
ただ残念な事に、これまで意表をつくアレンジやフレーズで魅了していたDollimoreの持ち味が、ここではすっかり鳴りを潜めてしまっている。
アルバムのコンセプト上それを期待する方がお門違いというものだろうが、何かやらかしてくれそうな雰囲気と実力が備わっているだけに、期待が外れてしまった。

2012/08/26(日) 19:00:00 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Ralph Dollimore

Ralph Dollimore
Ralph DollimoreRalph Dollimore

Piano Dimensions
Columbia/TWO112/UK/1965


Palph Dollimore(p) Arthur Watts(b) Don Lawson(dr)

Side1
Let's Call The Whole Thing Off
Whisper Not
A Walk In The Black Forest
The Girl From Ipanema
Something To Remember You By

Side2
Anything Goes
Carnival
Shuffle Baby
Bluesette
Teach Me Tonight
Ain't She Sweet

ロンドン・オリンピック開催企画の第十六弾。

引き続きDollimoreのアルバムから。
Dollimoreの代表作となると先述の「Keyboard Cocktail」とされているようだが、内容ではこちらの方が遥かに面白い。
ここでは軽やかなタッチに加え、さらに趣向を凝らした独特のアレンジが聴きどころ。
冒頭「Let's Call The Whole Thing Off」を始め「A Walk In The Black Forest」や「The Girl From Ipanema」、「Anything Goes」、「Carnival」、「Bluesette」など、一聴の価値のある演奏がずらずらと並んでいる。
「Keyboard Cocktail」に比べ、価格、知名度とも不遇な扱いを受けている。
しかし、タイトルに偽りなしの好盤。
Dollimoreの代表作と言えるだろう。

2012/08/25(土) 21:10:00 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Ralph Dollimore

Ralph Dollimore
Ralph DollimoreRalph Dollimore

Keyboard Cocktail
HMV/CLP1826/UK/1965


Ralph Dollimore(p) Frank Clark(b) Kenny Clare(ds)

Side1
What Kind Of Fool Am I
Stella By Starlight
Somewhere,Sometime
Spikey
The Heather On The Hill
Once In A Lifetime

Side2
I'll Remember April
When The Children Are Asleep
I'm Beginning To See The Light
Smooth Talk
Lil' Darlin'

先日のパレードを皮切りにどんどん熱も冷めていくだろうが、こちらはお構いなしに続く。

ロンドン・オリンピック開催企画の第十五弾。

1930年生まれ。
幼少のころからピアノを始め、52年にトリオを結成。同時期にTed Heath楽団に所属。
Petra ClarkやJudy Garland、Lena Hornなどの歌伴もこなし、ジャズの分野だけに留まらずテレビやラジオでも活躍をした才人。88年に亡くなっている。
自作の「Spikey」や「Smooth Talk」、スタンダードの「I'll Remember April」などに趣向を凝らしながら、スウィンギー且つメロディアスな演奏を聴かせるまずまずの良盤。

2012/08/22(水) 21:48:57 piano A-G トラックバック:0 コメント:1

Dennis Wilson

Dennis Wilson
Dennis WilsonDennis Wilson

Entertains
DONEGALL RECORDS/DON1004/UK/60's ?


Dennis Wilson(p) Frank Clarke(b) Bobbie Kevin(dr)
Jack Llewellyn(g)


Side1
Beguin The Beguin
Willow Weep For Me
The Man I Love
Pick Yourself Up
As Time Goes By
Where Or When ?
Love Is Just Around The Corner
S'Wonderful

Side2
Blue Skies
The Nearness Of You
Creole Love Call
Some Day I'll Find You
Thou Swell
Time On My Hands
Perfidia
You're Sensational
Just One Of Those Things

ロンドン・オリンピック開催企画の第十四弾。

最後となったDennis Wilsonのアルバムから。
テレビ放送用のレーベル(多分)Dodegallからリリースされた一枚。
「Just One Of Those Things」など、Dennis Wilsonにしては珍しく(?)軽やかで、良くスウィングした演奏が多く含まれている。
そういう意味では、このアルバムが一番ジャズらしいといえばジャズらしい。
Dennis Wilsonの作品群の中で強いて勧めるならこのアルバムだが、入手は一番困難だと思われる。
結果「どれでも入手し易いものをどうぞ」といったところ。
よほどのファンや私のようなモノ好きではない限り一枚あれば充分だろう。

2012/08/19(日) 18:00:00 piano V-Z トラックバック:0 コメント:0
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