A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Gene Russell

Gene Russell
Gene RussellGene Russell

Up And Away
DECCA/DL4953/USA/1967


Gene Russell(p) George Morrow(b) Clarence Johnston(dr)

Side1
Up-Up And Away
1-2-3
When I Fall In Love
Yours Is My Heart Alone
Groovy Soul

Side2
Love Is Here To Stay
Too Close For Comfort
Born Free
Broadway

もう一枚、前作と同時期のGene Russellのアルバム。
リズム陣の入れ替わりとレーベルの違いはあるものの、そこは同時期だけあってスタイルに大きな変化は見られない。
それでも幾分ソウルフルさが増した感があり、「BLACK JAZZ」レーベルへの萌芽を聴き取れなくもない。
相変わらずメロディーの崩し方のセンスが良く、「Broadway」あたりでも如何なく発揮されている。
先に「Takin' Care Of Business」の存在を知っていなければ手が出せないジャケットセンス。
プロモ盤のみのリリースなのかと思えるほど、プロモ盤しか見掛けない。
但し、あまり価値があるとは思えないが、掲載した「モノラル盤」は意外とレア。

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2012/11/30(金) 21:10:44 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Gene Russell

Gene Russell
Gene RussellGene Russell

Takin' Care Of Business
Dot/DLP25775/USA/1967


Gene Russell(p) Vance Matlock(b) Slim Jackson(dr)

Side1
Norwegian Wood
The Nigth Has A Thousand Eyes
Now's The Time
Baby, What You Want Me To Do

Side2
Takin' Care Of Business
Secret Love
Tenaya

1932年生まれで比較的遅咲きになるが、後にBLACK JAZZレーベルを興すGene Russellの初リーダーアルバム。
ロサンゼルスのクラブ「Memory Lane」に於けるライブ。
軽やかで豪快なタッチとセンスの良い巧みなのメロディの崩し方でもって、一曲目の「Norwegian Wood」からグイグイ引き込んでくる。
後半になるにつれ軽快さが増し、ソウルフルな響きを一層兼ね備えながら会場を盛り上げていく。
最後にノークレジットによるテーマ・インプロヴィゼーションで締めくくるあたりはライブ録音ならでは。
「3 Sounds」あたりに抵抗がなければ、充分楽しめる演奏だろう。

2012/11/29(木) 20:50:42 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

The Nocturnes

The Nocturnes
The NocturnesThe Nocturnes

At The Homestead
ICON/LM96501/USA/60s


Tom Sakelaris(ts,cl,fl,vo) Iggy Biondi(p,vo)
Paul Lajoie(b,vo) Sam Candelmo(dr,tp,mand,vo)


Side1
Hello,Dolly
Somebody Loves Me
As Long As She Needs Me
Hey,Look Me Over
Just In Time
Who Dat

Side2
Bill Bailey
Pretty-Eyed Baby
Arriverderci Roma
It Had To Be You
Yellow Bird
Mack The Knife

私は恥ずかしながら(?)全く知らないグループだったが、40年代から活躍するスウィング系のベテランバンドのようだ。
曲ごとに各自楽器を持ち替えたりするが、基本的にはTom Sakelarisをフロントに据えてのワンホーンカルテット。
そしてこのグループの最大の特徴が全員がボーカルを兼務することだ。
ジャズメンが余技でボーカルを披露する事は良くあることだが、彼らにとってはそれは楽器の一種であり、バンドを構成する大きな要素の一つになっている。
もはや余技ではなく、本業として成りたっている。
何の知識もなく手にしたアルバムが故に一通り聴く結果となり、それが時には新鮮に感じられるという効能もある。
逆に知っていたら手を出さなかったとも言える。
普段は不要だが、息抜きするのに取り出してみるには悪くない。

2012/11/28(水) 21:06:04 others トラックバック:0 コメント:0

Slide Hampton

Slide Hampton
Slide HamptonSlide Hampton

Exodus
PHILIPS/B77.915L/France/1962


Slide Hampton,Benjamin Jacobs(tb) Richard Williams,Nat Pavone(tp)
George Coleman(ts) Jay Cameron(brs) Edward Butch Warren(b)
Vincent Ruggiero(dr)


Side1
Exodus
Star Eyes
Confirmation

Side2
A Moment Notice
I'll Take Romance
I Remember Clifford
Straight No Chaser

ジャズ・トロンボーンの「巨人」は誰だろう。
やはりJ.J.Johnsonという事になるのだろうか。
ではそれに続く人はという問いには、個人の好みが相当反映されたもの、つまり全くバラバラな答えが返ってきそうな気がする。
客観的なランク付けが難しい楽器の一つであるだろう。
では、このSlide Hamptonはどの位の位置付けになるのだろうか。

Hamptonのアルバムはここでは3枚目にあたる。
冒頭のタイトルにもなっている「Exodus」の上々の滑り出しは、このアルバムの全体の出来を否が応にも期待させる。
その一曲目に弾みをつけ、徐々に勢いに乗っていくスピード感溢れる展開は秀逸。
「Confirmation」から「Straight No Chaser」まであっという間の疾走感を得られる。
Hamptonのソロは決して多くは無い。ピアノを排した自由度の高いアレンジがこのアルバムの肝になっている。
アレンジの巧みさを売りにしたHamptonらしい一枚。

2012/11/25(日) 20:30:22 trombone トラックバック:0 コメント:2

Canton Jazz Quartet

Canton Jazz Quartet
Canton Jazz QuartetCanton Jazz Quartet

Jazz From Canton ?
CAPITOL TRANSCRIPTIONS/LPM#73/USA/
60's


Roger Kiraly(as) Herb Wise(p) Charles Reiman(b) Bruce Shelley(dr)

Side1
Hall Of Fame
Willow Weep For Me
City Hall Blues
Cry Me A River

Side2
C.P.D
Lois
The Surrey With the Fringe
Arboretum
On The Street Where You Live

素性の分からないグループ。
アルトサックスをフロントに据えたワンホーンアルバム。
淡白なアルトでもう一つ盛り上がりに欠けるが、つまらないというわけではない。
聴きやすい内容で、比較的安価で容易に入手できるようになった今なら、余力があれば手にしても悪くはないだろう。
そう、今では頻繁に見掛けるアルバムだが、一時は「幻」扱いされていたマイナー盤だった。
ピーク時に数万円を付けても売れていたが、今では数千円でも売れていないのではないだろうか。
その原因の一つに、デッドストックが大量に見つかり(出回り?)一気に市場に溢れ出たからだろう。
恐らくどこかの倉庫に眠っていたものが大量に見つかったためで、プレス枚数の問題ではなく単に流通の問題で「幻」化していたに過ぎないだろう。
それに似た運命を徐々に辿りつつあるのがJoel Zelnikの「MOVE」(Felicia)かもしれない。
ピーク時は10万円を超えていたが、今は半額以下。再発されたせいもあるが、これも未開封新品が大量に出回り始めた事に起因しているだろう。
このレコードもプレス枚数による「幻」化ではなく、流通上の「幻」化だろうか。
それでも「MOVE」は1万円以下になる事は当分ないだろう(多分)。

2012/11/23(金) 18:30:00 others トラックバック:0 コメント:0
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