A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Hazel Scott

Hazel Scott
Hazel ScottHazel Scott

Round Midnight
DECCA/DL8474/USA/1956-57


Hazel Scott(p) Sandy Block(b) Jimmy Crawford(dr)
Everett Barksdale(g)


Side1
Round Midnight
Just Imagine
It’s You Or No One
It’s Easy To Remember
Lucky To Be Me
Maybe

Side2
I Wish I Didn’t Love You So
Wee Small Hours (Of The Morning)
Warm All Over
Love Is The Thing
Ev’ry Time
For You, For Me, Forevermore

手持ちでは最後となるHazel Scottのアルバム。
ギター入りカルテットによる、しっとりと大人の雰囲気を纏ったジャズ。
ジャケットの彼女から発せられる艶やかな表情を恰も鍵盤の乗せているかのように、一音一音丁寧に紡ぎだす。
その卓越したテクニックと多彩な表現で様々な趣向のアルバムを残しているが、彼女の最もリラックスした一面を捉えた好盤。

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2013/06/22(土) 17:50:22 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Hazel Scott

hazel Scott
hazel Scotthazel Scott

Relaxed Piano Moods
Debut/DLP-16/USA/1955


Hazel Scott(p) Charles Mingus(b) Max Roach(dr)

Side1
Like Someone in Love
Peace of Mind
Lament

Side2
Jeep Is Jumpin'
Git Up from There
Foggy Day

Hazel Scottのアルバムとしては最も知名度のある作品。
Side1はタイトル通り、リラックスしたムーディーな展開。
女流ピアニストならではの繊細で煌びやかな表現が如何なく発揮されている。
もちろん何時もながら力強さを内包しているため、甘いだけのバラード集には堕していない。
それに寄り添うRoachとMingusが緊張しているのか照れているのか不明だが、かなり控え目でそのらしくない姿をに微笑ましい気持ちにさせられる。
Side2は打って変わってブルージーな内容。MingusもRoachも水を得た魚の如く本来の力を発揮している。
バップピアニストの片鱗も窺わせる、一級のジャズアルバムだ。

2013/06/21(金) 19:00:00 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Hazel Scott

hazel Scott
hazel Scotthazel Scott
hazel Scott

Late Show
Capitol/H364/USA/1952


Hazel Scott(p) Red Callender(b) Lee Young(dr)

Side1
'S Wonderful
I'm Yours
The Girl Friend
Tha Way You Look Tonight

Side2
That Old Black Magic
I'll Be Around
I Get A Kick Out Of You
Thou Swell

さらにHazel Scottの一枚。
このアルバムには苦い思い出がある。
上記に掲載したジャケット盤は随分前に手にしていたが、それから暫くして海外の通販で見掛けたのが下記に掲載したジャケット盤。
下記のジャケット盤の説明を受けたところ「US盤」とのこと。
その瞬間色めき立った。
初出は下記のジャケット盤で、その酷いポートレイトの出来にHazel Scottが激怒し直ぐに回収させた。
新たにポートレイトを差し替えて発売されたのが多く世に出回っている上記のアルバム。
従って、下記のアルバムは世の中に殆ど流通しなかった珍盤、幻盤に違いない。
…というのは私の個人的な完全な妄想によって組み立てられた物語。
躊躇なく購入。届いてがっかり。ただのジャケット違いの「UK盤」というオチ。
レコードは「US盤」が封入されていて、ジャケットだけ「UK盤」だった。だから先方も「US盤」と説明したのだろう。
先方に罪は無い。
悪しきは、珍盤、マイナー盤、幻盤という言葉を聴くとパブロフの犬の如く飛び付く自分の心の表れだろう。

内容は「'S Wonderful」から始まる、軽やかでスウィンギーなピアノトリオ。
この辺りならモダンファンにも勧める事の出来る良盤だ。

2013/06/20(木) 19:00:00 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Hazel Scott

Hazel Scott
Hazel ScottHazel Scott

Great Scott !
COLUMBIA/CL6090/USA/1947


Hazel Scott(p) Unknown(b,dr,g)

Side1
Soon
Emline
Mary Lou
Brown Bee Boogie

Side2
Nightmare Blues
Dancing On The Ceiling
Love Will Find A Way
Love Me Or Leave Me

引き続きHazel Scottの一枚。
ギター、ベース、ドラムのリズムに乗って、相変わらず力強さを内包した繊細なタッチが光る。
「Soon」のゆったりとしたナンバー、「Emline」の躍動するリズム、そして御馴染のブギウギまで、その全てに彼女の持ち味が集約されている。
Side2ではボーカルも披露している。
これもまた多才な彼女を良く捉えたアルバム。

2013/06/11(火) 21:42:37 piano O-U トラックバック:0 コメント:2

Hazel Scott

hazel Scott
hazel Scotthazel Scott

Two Toned Piano Recital
CORAL/CRL56057/USA/1946


Hazel Scott(p) Unknown(b,dr)

Side1
How High The Moon
I Guess I'll Have To Change My Plan
A Rainy Night In G
Idyll

Side2
Valse In C Sharp Minor
Sonata In C Minor-Toccata
Nocturne In B Flat Minor
Fantasie Impromptu

今回はベース、ドラムを従えたピアノトリオ。
50年代中期以降では当たり前のようになっているが、当時この編成でのピアノトリオのアルバムはそう多くは無いだろう。
タイトルに従ってSide1はアップライトピアノ、Side2はグランドピアノを用いている。
ミディアムテンポで始まる「How High The Moon」。高速ブギのオリジナルナンバー「A Rainy Night In G」や美旋律を繰り広げる、やはりこちらもオリジナルにあたる「Idyll」など、その卓越した技巧とスウィング感覚に魅了される。
Side2はHazelが得意としたクラシックのジャズ化。こちらはショパンを中心に確かな技術に裏打ちされたアレンジで魅了する。
当時、既にこのような試みに挑戦した記録としては大変興味深い事だが、個人的にはやはりストレートなジャズの響きを伴ったSide1の演奏集に耳が傾く。

2013/06/10(月) 22:45:11 piano O-U トラックバック:0 コメント:2
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