A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

The Collegians

The Collegians
The CollegiansThe Collegians

Introducing The Collegians
GRAD/CP3/USA/1961


Dennis Zuvich(p) John Brunac(b) Fred Miller(dr)

Side1
Something's Gotta Give
Autum In New York
Flamingo
Laura
The Lady Is A Tramp

Side2
Misty
A Foggy Day
Angel Eyes
Poinciana
That's All

これも「カレッジもの」の一枚。
そのカレッジものとしては、アルバムそれ自体も珍しいがピアノ・トリオというフォーマットも珍しい。
そして何かを期待させるジャケットデザイン。
その造りも珍しく、上空きジャケットはヨーロッパ盤にたまに見られるが、これはさらに珍しい左空きだ。
久しぶりに棚から取り出し時そんな事をすっかり忘れていたため、いつものようにレコードをジャケットから取り出そうと左に若干傾けたらスルっとレコードが滑り落ちてしまった。
これではただ珍しいというだけでデメリットしか生み出してはいない。もはや欠陥と言っても差し支えないだろう。
ホワイトジャケットに入れておけば防げた事故だが、そういう収納法は基本的に取っていない。
ペラジャケやおもに10インチ盤にあるような取り出し口を少し開くだけで避けそうなくらい上下がガチっとしているジャケット以外は、基本的にジャケットに全てレコードを収納している。
それは価格の高低などとは無関係。あくまでもジャケットの構造で判断している。
だから、例えばBLUE NOTE盤など容赦なくジャケットに収納している。
真のコレクターから言わせれば言語道断だろうが。
閑話休題。
さて、肝心の内容は、表現は拙いが最後まで無難にこなしている印象。
及第点は与えられるが、良盤にはあと一歩といったところか。
ピアノ・トリオ好きな人は探しても良いかもしれない。

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2014/07/23(水) 22:35:07 others トラックバック:0 コメント:0

Westlake College Quintet

Westlake College Quintet
Westlake College QuintetWestlake College Quintet

College Goes To Jazz
DECCA/DL8393/USA/1956


San Firmature(ts) Luther McDonald(v-tb) Dick Grove(p)
Dick Fritz(b) Fred Taggart(dr)


Side1
Westlake Bounce
Theme
Jive At The Five
Topsy
Ghost Talk

Side2
Motif
La Paz
Softly As In A Morning Sunrise
Billy Boy
Mood
Billy's Bounce

マイナー盤と言えども所謂「カレッジもの」には余り触手が動かない。
その多くはビッグバンドもので、しかも大学対抗のオムニバスという形式をとっているため尚更手がすくむ。
どうも吹奏楽部の学内演奏を聴かされるような気がして、購入して耳を傾けるまでには至らない。
しかしこれは小編成でJohn Graasが監修をつとめ、尚且「DECCA」というメジャーレーベルに吹き込まれた安心感から手が伸びた。
あくまでもアマチュアレベルで個人の力量は不足しがちだが、そこはJohn Graasの指導によるものかバンドとしての構成はなかなかのもので、個人的には最後まで抵抗なく予想以上に(?)楽しむことが出来た。

2014/07/20(日) 23:55:00 others トラックバック:0 コメント:0

Cyril Haynes

Cyril Haynes
Cyril HaynesCyril Haynes

Weaves Piano Magic
GOLDEN CREST/CRSP-3091/60's


Cyril Haynes(p) Milt Hinton(b) Osie Johnson(dr)

Side1
Theme for Pegleg Rates
Black Velvet
Parnell's Mood
Globetrotters
The Flower And The Spider

Side2
Sophiscated Jump And Rye
Rosamond
IDA
If You Only Knew
Worried Spider Blues
Sophisticated Chimes

先に取り上げたAlec Templetonと同世代の1915年生まれ。
経歴も似通っていて、30年代からの活動に始まり、40年代には全盛期を迎え共演したジャズメンは枚挙に暇がない。
そして、アルバムタイトルも似ている。
しかし、その内容には大きな隔たりがある。
リズムセクションの差は考慮するとしても、「ジャズ・ピアニスト」としての差は歴然としている。
それは技量の差ではなく、二人の身体に流れるスウィング感の違いだ。
餅は餅屋。ジャズ一筋、ジャズ畑を愚直なまでに歩んできたCyrilのリズム感はTempletonには無いものだ。
ジャズファンには断然こちらがお勧め。

2014/07/19(土) 22:47:12 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Alec Templeton

Alec Templeton
Alec TempletonAlec Templeton

The Magic Piano
ATLANTIC/1222/USA/1956


Alec Templeton(p) Frank Carroll(b) Don Lamond(dr)
Ben Mortell(g)


Side1
IDA
Tiger Rag
Dark Eyes
Bolero

Side2
China Boy
Waltz Antique
Big Ben Bounce
Ridin' Thru The Rye
Apres Midi D'un Faune

盲目の作曲家兼ピアニストAlec Templetonは1910年ウェールズに生まれている。
12歳でラジオに出演した才人で、30年代から本格的に活動し始め、その30年代には海を渡りアメリカで名声を得て、41年に帰化している。
プレイスタイルは幅広く、ジャズ、クラシックなどジャンルに因われない自由でカラフルなサウンドを身上としているようだ。
選曲からも想像が付くように、それはこのアルバムにも体現されているが、その分純粋なジャズアルバムとして聴き通すことは難しい。
ピアノアルバムとして楽しめる人向きだ。

2014/07/16(水) 21:40:39 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Al Beutler

Al Beutler
Al BeutlerAl Beutler

…As One
Royalty/L102/USA/1963


Al Beutler(ts,brs) Ted Jackson(p) Paul Cullen(b)
Bud Spanger(dr)


Side1
Dearly Beloved
Yesterdays
Speak Low

Side2
Green Dolphin Street
Sacowoe
Second Time Around
Backhand Slap

レーベルもメンバーもマイナーな「ド・マイナー」盤を手にして感じることは、ピアノ・トリオは掃いて捨てるほど、は言い過ぎだが、多く存在するのに対して、ホーンが入った「正当」なジャズアルバムは意外と少ない。
その中ではこのRoyaltyレーベルのAl Beutlerのワン・ホーンアルバムは貴重な存在だ。
今更言うのも気が引けるうえに、過去にも述べたはずだが、この手のマイナー盤を楽しむには聴き手の大らかな心持ちが必要だ。
つまり、初めから過度な期待をしない、粗を探せばキリがないので、可能な限り良い部分を多く見つけるプラス思考を持ち続けるということだ。
それをもってしても低い評価を下さざるを得ないアルバムも確かに存在する一方で、そんな聴き手の心の持ちようなど構うことなく、圧倒的な力でもって人の心に勝手に入り込んでくるのが、「名盤」と呼ばれるアルバムの類という事になるのだろう。
このアルバムでは「Speak Low」が素晴らしい。
ピアノTed Jacksonの心得た間の取り方、Bud Spangerの気持ちの良いシンバルワーク、溢れ出すイマジーネション全開のBeutlerのテナーの妙。
アルバムのどこかに潜んでいるキラリと輝く瞬間を聴き逃さない心構えが大切だ。

このブログを始めてから約6年になる。
リンクをさせて頂いているブログの中には残念ながら閉鎖してしまったものがあるが、逆に開設当初からリンクさせて頂いている方々のブログは健在で、しかもほぼジャズの話題だけで占められているというのが、人ごとながら感心させられる。
こういったものの特質として、初めは誰もが勢いがあり、更新頻度も高い。
そのうちネタが枯渇し始め本質から外れ出すと危険信号が灯る。やがて、ネタが尽き更新も途絶えるというのがその末路。
何よりも長くマメに続けている方々のジャズに対する愛情に敬服させられる。
そのお陰で、ここもあまり勢いのある方ではないが、細々とでも続けていこうと気持ちが沸き起こる。
そして、当初の予定よりも到達が随分遅れてしまったが、これが「500枚目」の紹介だ。

2014/07/06(日) 17:45:00 tenorsax トラックバック:0 コメント:2
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