A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Enrico Intra(Lester Freeman)

Enrico Intra(Lester Freeman)
Enrico Intra(Lester Freeman)Enrico Intra(Lester Freeman)

Lester Freema Jazz Quartet
Liberty/I-8505/Italy/1958


Enrico Intra(Lester Freeman) (p,vo) Unknown(as,b,dr)

Side1
I Remember April
Moonglow
Embraceable You
Moonlight In Vermont

Side2
Blues For Rus
The Lady Is A Tramps
Why Don't You Believe Me
Lullaby Of Milano

Lester Freemanはイタリアを代表するピアニストEnrico Intraの変名だ。
Lester YoungとRuss Freemanの名を合わせたようだが、その意図は不明。
1935年ミラノ生まれ。50年代初頭からプロとして活動したが、その期間は決して長いものではなかった。
後年映画音楽に傾倒していった為、Intra名義のジャズアルバム自体が少なく、中でも本作は最も珍しい1枚になるだろう。
今更言うまでもない事だが、希少性と内容は必ずしも比例するものではない。
本盤も例外ではない。全体的に特筆すべき点はなく、Intraオリジナルの「Blues For Rus」と「Lullaby Of Milano」あたりがせめてもの聴き所といったところか。
貴重なのかもしれないが、2曲用意されたIntraのボーカルナンバーも私には不要なものだった。

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2015/02/28(土) 23:55:56 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Dotty Denny

Dotty Denny
Dotty DennyDotty Denny

Dotty Digs The Duke
A440RECORDS/AJ506/USA/1954


Dotty Denny(p) Unknown(b,dr)

Side1
Solitude
Do Nothing 'Till You Hear From Me
Prelude To A Kiss
It Don't Mean A Thing

Side2
Caravan
I Got It Bad & That Ain't Good
I Let A Song Go Out Of My Heart
Don't Get Around Much Anymore

Dotty Dennyは4年ほど前に取り上げた『Plays Edgar Sampson』以来の2枚目の登場だ。
同レーベル「A440RECORDS」への1年後の吹込みとなる。
こちらはタイトルからも分かるようにトリオによるエリントン・ナンバー集となっている。
その自身が4年目に記した『Plays Edgar Sampson』の記事に改めて目を通してみると、その時はDottyのピアノに馴染めなかった様子だったらしい。
しかし、本作はスッと耳に吸い付いてくるようにしっくりときた。
それは単純に聴きなれたエリントン・ナンバーだからという理由だけではなく、彼女のスローバラードに於ける繊細な表現とアップテンポのナンバーにおける良く転がる指捌き、それに追随する堅実なサイドメンという、ピアノ・トリオの基本的な醍醐味を感じられたからに他ならない。
事あるごとに述べて来たように、私のレビューはその時の気分や体調、雰囲気で簡単にぶれる無定見でいい加減なものだと自覚している。
だからその4年前の感想が今どう変わるのか、改めて『Plays Edgar Sampson』を聴きなおそうと思う。

2015/02/23(月) 18:00:00 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Alec Siniavine

Alec Siniavine
Alec SiniavineAlec Siniavine

Et Sa Musique Douce
DECCA/110.974/France/1955


Alec Siniavine(p) Unknown(b,dr,vib,g)

Side1
Non,je ne regrette rien
Dix mille bulles bleues
Le laitier d'Engadine
Verte Campagne

Side2
Quand on aime
Le bleu de l'ete
La rose des sables
Al di la
Le dos dans i'herbe
La joie d'aimer

Alec Siniavine乃アルバムの紹介は3枚目となる。
ただ『Piano Magic』と『Reveries Au Piano』は同一内容だったため3種類目の2枚目のアルバムというのが正確だろうか。
曲ごとにデュオやトリオ、カルテットと編成が異なり、演目もスローバラードからボレロ、チャチャまで多岐にわたる。
その内容もエレガントという形容がしっくりとくるものだ。
逆に言えばジャズ感は薄い。いや、薄いどころかジャズアルバムとして扱うにも若干気が引ける。
ジャケットとAlec Siniavineの名で取り上げてみた1枚。

『Reveries Au Piano』
http://karyoubinka.blog93.fc2.com/blog-entry-36.html

『Piano Magic』
http://karyoubinka.blog93.fc2.com/blog-entry-112.html

2015/02/22(日) 15:30:00 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Jack Stewart

Jack Stewart
Jack StewartJack Stewart

Middle Of The Road
STOCKBRIDGE/696/USA/60's


Jack Stewart(dr) Bill Loucks(as,cl) Bob Shepherd,Dick Mullins(p)
Fred Johnson(b)


Side1
Blooze
Soon It's Gonna Rain
Three To Get Ready
Cute

Side2
A Smooth One
One Note Samba
Everything Happens To Me
'S Wonderful

経歴不詳のドラマーJack Stewart率いるワンホーン・カルテットによるライブ録音。
Side1は「Miss Hall's School」Side2は「Stockbridge Inn」に於けるライブ。
篭ったような音や揺れが発生する等の当時としては録音状態が悪く、熱気や生々しさが殆ど伝わってこない。
その録音状態の悪さも手伝って、演奏内容もそれに引きずられてしまったように聴こえるのが惜しい。
良く耳を澄ませれば「Soon It's Gonna Rain」や「Everything Happens To Me」など、幾分艶の剥がれたPaul Desmond風のBill Loucksのアルトが(褒め言葉?)曲調にマッチした良演もあり、聴き所がないわけではない。
もちろんそれは彼らの意図する事では当然ない筈で、その事によって正当な評価が得られない事は不幸だろう。
一方で、特に40年代などの貧弱な録音状態で記録されたものの中でも、それを恰もものともしないような鬼気迫る演奏が伝わるParkerやPowellをはじめとするジャズ・ジャイアンツたちの力量に感嘆するものだ。
それがジャイアンツたる所以なのだと感じざるを得ない。

2015/02/21(土) 09:30:05 drums トラックバック:0 コメント:0

George Jenkins

George Jenkins
George JenkinsGeorge Jenkins

Drum Stuff
TAMPA/TP18/1956/USA


George Jenkins(dr) Plus Johnson(ts) Ray Johnson(p)
Duke Harris(dr) Unknown(g)


Side1
Caarvan
Gee Gee
Cottontail
Red Jacket

Side2
Drum Boogie
Last Call
Hot Spot
Drum Tatoo

久しぶりの「Animal Cover」の更新。
今回はチンパンジー。チンパンジージャケは『The Lex Golden Jazz Octet In Hi-Fi』以来となり、George Jenkinsのリーダーアルバムとしては『Drum Magic』以来の2枚目の紹介となる。
『Drum Magic』では希薄だったドラムの存在感がここでは確かにある。
冒頭の「Caravan」からそれは顕著となる。そこに絡むJohnsonのテナーは一聴下品にもなりえるが、ここではマッチしている。
その勢いが最後まで衰えない点では快演とも思えるが、一方で暑苦しさも感じないわけでもない。

『Drum Magic』
http://karyoubinka.blog93.fc2.com/blog-entry-63.html

2015/02/15(日) 18:29:43 Animal Cover トラックバック:0 コメント:0
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