A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Harold McNair

Harold McNair
Harold McNairHarold McNair

Harold McNair
RCA/SF7969/UK/1968


Harold McNair(fl,ts) Bill Le Sage(p) Spike Heatley(b)
Tony Carr(dr)


Side1
Mento
Indecision
Lord Of The Reedy River
The Hipster
Mini Blues

Side2
Secret Love
Darn That Dream
On A Clear Day
The Cottage

別の筋で有名な「The Hipster」が収録されている事で人気のあるアルバム。
前回『Affictionate Fink』を代表作と伝えたが、こちらは再発もされていて入手も容易、ジャズファン以外からも支持されているため、本盤をMcNairの代表作とする向きがあっても何ら不思議ではない。
スタンダードを中心としたSide2は用意されているとはいえ、純粋な(?)ジャズファンからは多少辛い内容かもしれないが、個人的には好きなアルバム。
McNairをサックスではなくフルートの人と捉えている私には、これまでよりフルートプレイが堪能できる点が高評価。
これまでの透明感、清涼感にアグレッシブさが加味され表現の幅をさらに拡げたと思える。
因みに本盤はオレンジ色のレーベルを良く見かけるが、掲載したブラックレーベルがオリジナルだと思われる。

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2015/05/14(木) 17:00:00 others トラックバック:0 コメント:0

Harold McNair

Harold McNairHarold McNairHarold McNair

Affectionate Fink
ISLAND RECORDS/ILP926/UK/1965


Harold McNair(ts,fl)Alan Branscombe(p) David Izenzon(b)
Charles Moffett(dr)


Side1
You Stepped Out Of A Dream
Heres That Rainy Day
Affectionate Fink

Side2
I Love You
Angel Eye
O Barquino

McNairの2枚目の(正確には3枚目だが)リーダーアルバムにして、代表作。
副題の通りちょうど渡欧中だったOrnette ColemanグループのベーシストのDavid IzenzonとドラマーのCharles Moffettをどういう経緯でそれが可能になったのか不明だが、起用している。
この二人のサポートは堅実で、特に実に鳴りの良いIzenzonのベースワークは聴いていて気持ちの良いものだが、それがMcNairのプレイに殊更大きな影響を与えているとは思えず、彼らがいなければ成立しなかった作品とも捕らえにくい。
というのも、ここでの清涼感のあるフルート、アグレッシブなサックスプレイは前作『Up In The Air』から引き継がれているものだからだ。
サイドメン以前にMcNairのスタイルは既に完成されていたものだ。
ただ、『Up In The Air』はボーカルナンバーが含まれていたり、入手の難易度(こちらも入手難易度は高いが)による認知度低さもあるが、アルバム全体のまとまりから言って本作を代表作として認めるには異論がない。
未だ再発されていないとしたら、残念なことだ。

2015/05/13(水) 17:00:00 others トラックバック:0 コメント:2

Harold McNair

Harold McNair
Harold McNairHarold McNair

Up In The Air
BAHAMIAN RHYTHMS/BRH 43/Bahamas/1964


Harold McNair (fl, as, vo) Hernando Becerra(p) Neville Sampson(b)
Eduardo Martinez(dr) Berkley "Peanuts" Taylor(per)


Side1
Fly Me To The Moon
I've Grown Accustomed To Her Face
Desafinado
Just In Time
Witchcraft

Side2

Speak Low
The More I See You
Easy To Love
Secret Love

駄盤集が漂うジャケットだが長らくの愛聴盤で、そうなるとこのジャケットも味のあるものに見えてくるから不思議だ。
Harold McNairは1931年ジャマイカのキングストンで生まれ、71年39歳の若さで肺がんにより亡くなっている。
もともとはサックスプレイヤーとして活動していたが、60年頃からフルートも扱うようになった。
その当時吹き込まれたファーストアルバムが私は未見、未聴の『Bahama Bash』というアルバムらしい。
ただ、純粋な(?)ジャズアルバムとしては本作が初リーダー作という事になるようだ。
60年の末に渡欧、その後イギリスに居を構え一時帰国の際に吹き込んだのが本盤。
サックスだけではなくフルートも演奏するようになって功を奏したと思えるのが、アルバム冒頭にしてベストトラックの「Fly Me To The Moon」だ。
清涼感の伴ったプレイが素晴らしく、サックス奏者としてのみ活動してたならその後の評価はどうなっていたかと思わされる。
McNairは私にとってはサックスではなくフルートを聴く人だ。
そして、どういう経緯かは不明だが、制作、録音とも米コロンビアが関わっている為、録音も非常に良くその点も高評価を与えられる。
唯一は「何故唄うか?」とつっこみたくなる4曲用意されたのボーカルナンバー。
普段は余技のボーカルを良しとしないが、ここではアルバムの雰囲気を壊さず、違和感を覚える事なく耳に馴染むような気がする…というのは些か贔屓が過ぎるか。
レア盤だがMcNairを聴く人には探してもらいたい1枚。

2015/05/06(水) 17:35:31 others トラックバック:0 コメント:0

Andrew McPherson

Andrew McPherson
Andrew McPhersonAndrew McPherson

Andrew McPherson At Smedley's
SQUALOR/LP-101/USA/60's


Andrew McPherson(dr) Dinky Morris(ss,ts) Wallace Burton(p)
Wilber Green(b) James Harriston(conga) Robert Hechler(vib)


Side1
Delilah
Downtown
Wade In The Water

Side2
John Brown's Body
Dinky's Blues
When Your Smiling

シカゴのローカルミュージシャンによるセクステットの演奏。
Dinky Morrisのソプラノ・サックスとRobert Hechlerのヴァイブのエキゾチックな絡みが秀逸の「Delilah」からはじまり、陽気な「Downtown」、華麗なフルートが堪能できる「Wade In The Water」
お馴染の「John Brown's Body」(リパブリック賛歌)、気持ちよく唄い伸びのあるテナープレイで、アルバムのトリに相応しい爽快な 印象を残す「When Your Smiling」と聴き所はいくつか用意されている。
リーダーはMcPhersonだが、フロントの二人の功績に因るところが多いアルバム。

2015/05/05(火) 14:15:34 drums トラックバック:0 コメント:0