A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Joki Freund

Joki Freund
Joki FreundJoki Freund

Yogi Jazz
CBS/62273/Germany/1963


Joki Freund(ss,ts) Emil Mangelsdorff(as,fl) Wolfgang Dauner(p)
Eberhard Weber,Karl Theodor Geier(b) Peter Baumeister(dr
)

Side1
Caravan
Aisha
The Caribean Ringo

Side2
Killer Joe
Hl 20
Yogiana

Joki Freundと言えばやはり本作だろう。
所有盤の中では一度見たら忘れられないジャケットのTOP10に入る。
「ヨーロッパジャズの金字塔」「最高傑作」「至宝」など、あらゆる賛辞を送られてきたアルバム。
オリジナル盤は余り値崩れもせず、見掛ける頻度も多くはないため未だ幻盤の扱いだが、様々な形で再発されたおかげで内容を知るには容易になった。
もう既に多くの人の耳に触れ、レビューも多く見掛けるようになったので内容には特に言及はしないが、これだけ絶賛されているからと興味が湧き、耳にしたものの、期待外れだった、思っていたのとは違った、と感じる人も少なからずいるだろう。
誰もが楽しめる内容、親しみやすい内容ではない。このジャケットが暗示しているかのような「特異な雰囲気」を受け入れられるかが、その人にとっての評価の分かれ目となるような気がする。
アメリカの大名盤に於ける誰が聞いても「The Jazz」と共感するものとは一線を画している。
聴き手を選ぶ名盤と言っても良いだろう。

ジャケットを壁面に飾って鑑賞したり、インテリアの一部として用いたりという行為がレコードファンには多く見受けられると思う。
私もその例外ではないが、ある日このジャケットを飾って帰宅すると裏返しになっていた。
理由を訊ねると、一言「気味が悪いから」
Duke Pearson『Angel Eyes』(Polydor)も同じ憂き目にあっている。

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2015/10/20(火) 21:00:29 tenorsax トラックバック:0 コメント:2

Joki Freund

Joki Freund
Joki FreundJoki Freund

Festiwal Jazzowy Sopot 1957
Muza/L0160/Poland/1957


Joki Freund(ts) Emil Mangelsdorff(as) Albert Mangelsdorff(tb)
Al King(b) Rudi Sehring(dr)


Side1Freund Point
From Lighthouse To Frankfurt

Side2
Vie-La-F
Domicile
Mademoiselle Butterfly

暫くドイツ盤ドイツのジャズメンが続いているので、ついでにJoki Freundのアルバムを取り上げようと思う。
Joki Freundは1926年ドイツのフランクフルトに生まれ、2012年に惜しくもこの世を去ったドイツを代表するテナーマン。
幼少期はアコーディオンを嗜んでいたが、後にテナーサックスを習得。
50年代初頭から中期にかけてJutta Hippとのコンボで活躍する一方で、放送局のジャズグループに参加しつつアレンジャーとして才能も発揮した。
その後、同グループに参加していたAlbert Mangelsdorffらと活動を開始し、丁度その時期の演奏を捉えたものと思われる。
この当時は後の革新的なスタイルとは異なる、影響を受けたStan Getz寄りのクールなスタイルだ。
アンサンブルを巧みに活かしたオーソドックスで親しみやすい演奏になっている。

2015/10/11(日) 22:29:04 tenorsax トラックバック:0 コメント:0

Horst Jankowski

Horst Jankowski
Horst JankowskiHorst Jankowski

Gaste Bei Horst Jankowski
Metronome/MLP15096/Germany/1961


Horst Jankowski(p) Rolf Kuhn(cl) Conny Jackel(tp)
Wolfgang Schulter(vib) Peter Witte(b) Ferry Tagscherer(dr)


Side1
Nato Blues
Memories Of You
Blue Mood
Wolf's Blues
Shine

Side2
You Are Too Beautiful
Cute
Polka Dots And Moonbeams
Metro Gnome
Straight Talk

これもRolf Kuhnが参加したHorst Jankowskiがリーダーのジャズアルバム。
6人のジャズメンが参加しているが、曲ごとに編成を変えている。
Jankowskiのピアニストとしてだけではなく、後の名声にも繋がるアレンジャーとしての実力も発揮している。
幾分硬質で歯切れが良く、躍動感あふれるJankowskiのピアノを中心とした曲想が素晴らしい。
Wolfgang Schulterのヴァイブがマッチした「You Are Too Beautiful」やKuhnとのデュオ「Polka Dots And Moonbeams」、ドラムレスが嵌った「Metro Gnome」を始めとするどこを切り取っても新鮮な響きや表現をもたらす逆金太郎飴的な作品。

2015/10/04(日) 18:20:25 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Horst Jankowski

Horst Jankwski
Horst JankwskiHorst Jankwski

Wonderful
Opera/3226/Germany/1959


Side1
Horst Jankowski(p) Rolf Kuhn(cl) Gotz Wendlandt(b) Hermann Mutschler(dr)

Side2
Horst Jankowski(p) Peter Witte(b) Hermann Mutschler(dr)


Side1
They Say That Falling In Love Is Wonderful
Laura
Wonderful
Phono-Waltz

Side2
I'm Getting Sentimental Over You
No Moon At All
Inge's Lulluby
Speed

Rolf Kuhnがらみでもう1枚。
ドイツのピアニストHorst Jankowskiのリーダーアルバム。
Side1はRolf Kuhnが加わったワンホーン、Side2がピアノトリオになる。
そのJankowskiはジャズだけに留まらず、様々なジャンルにその才能を如何なく発揮した人。
なかでも作編曲家としての名声を得た『森を歩こう』が最も知られた作品になるだろう。
Jankowskiの多岐に渡る音楽活動の中に於いて、本盤は貴重な純粋ジャズアルバムになる。
Kuhnは『Solarius』以前とあって、有り余るテクニックとウォームな音色が相変わらずの魅力だ。
Jankowskiのトリオも生き生きとした演奏と高音質も手伝って最後まで惹き込まれる。
そして、ドイツの10インチ盤は他国よりもジャケットの作りがひと回り大きい。かつて取り上げたWolfgang Lauthのアルバムも同様。
愛用しているポリスリーブにこれらのドイツ盤だけきっちり収まらず、いつも落ち着かない気分にさせられる。

2015/10/03(土) 19:55:47 piano H-N トラックバック:0 コメント:0