A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Joe Berle

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Joe BerleJoe Berle

An Evening At Burns Country Inn
B.C.I/BCI-342/USA/60's

Joe Berle(p) Don Cinderella(b) Bill LaVorgana(dr)

Side1
Satin Doll
Meditation
Broadway
Petite

Side2
Green Dolphin Street
Teach Me Tonight
Autumn Leaves
It's A Blue World

ピアニストJoe Berleのニュージャージー州クリフトンの「Burns Country Inn」に於けるライブ録音。
録音年の記載はないが、レコード本体の造りから推察すると60年代のものではないかと思われる。
ライナーに記載された僅かな情報を頼りにすると、Berleはクリフトンでピアノを覚え、Elgrat楽団やTex Benekeのバンドで早くから活動していたようだ。
またJoni Jamesの歌伴を長らく務め、国内はもとよりヨーロッパの各地を楽旅したらしい。
別の方が記載したブログの情報によると、Eddie Hazellの歌伴も務めたりJohnny Paceの『Chet Baker Introduces Johnny Pace』でも彼のプレイが聴かれるようだ。
ライブ録音らしく程良く小気味よくスウィングした全体的に寛いだ演奏。もちろん歌伴を長らく務めていた経験からか技術的には確かなものが感じられる。
自身も唄ってみたくなったのか本作でも2曲披露している。
いつもなら蛇足と感じる部分だが、このライブの雰囲気に自然に溶け込んでいて思いの外しっくり聴き通すことが出来た。

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2015/11/29(日) 14:03:48 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Hall Daniels

Hall Daniels
Hall DanielsHall Daniels

Hall Daniels' Septet
JUMP/JL-9/USA/1955


Hall Daniels(tp) Zoot Sims(ts) Dick Nash(tb)
Bob Gordon(brs) Tony Rizzi(g) Paul Atkerson(p)
Rolly Bundock(b) Jack Sperling(dr)


Side1
The Way Look Tonight
You Don't Know What Love Is

Side2
Nash-Ville
Compatability

この場で何度も述べてきた事で、くどいことを承知の上でもう一度言わせてもらえば、廃盤価格と内容は必ずしも比例しない。
実際に売れたのかは不明だが、本盤も都内の某大手レコード店で10万円を超える価格が付けられていた記憶がある。
その高額の理由はJUMPレーベルの希少性とZoot Simasの参加と言って差し支えないだろう。
内容は至って普通のウェスト・コースト・ジャズだ。
それを言ったら何にでも当てはまってしまう例えだが、これが「Pacific Jazz」レーベルからのリリースなら1万円以下でも不思議ではない。
言われるまでもない事だろうが、これに10万払うならZootのリーダー作を何枚も購入する方が賢明だろう。
Zootコレクターの秘境の一枚。

2015/11/15(日) 10:59:44 trumpet トラックバック:0 コメント:0

Gene Rush

Gene Rush
Gene RushGene Rush

Lookin Up
WAM/1327/USA/60's


Gene Rush(p) Tommy Dorsey(b) Phil Laughlin(dr)

Side1
Charlies Plague
Swedish Schnapps
Sally

Side2
Stranger In Paradise
N'uff Said
Vasa

この所Rolf Kuhn、Horst Jankowski、Joki Freundと、ブログのタイトルに幾分そぐわないアルバムの紹介が続いたので、そろそろ趣旨に沿ったものをと思い取り出してみたのが本作。
その動機以外にも最近都内の某大手レコード店が発行した買取リストに記載があったので、久しぶりに聴いてみる気になった。
所謂Evans系トリオで、影響を受けたことがはっきりと窺える。
もちろん本物のEvans Trioと比べると聴き劣りする点は否めないが、凡作とまでは言い難い。
「Stranger In Paradise」のアプローチなど悪くはない。
ただ、先の買取リストから推察するに、どうやら買値のほぼ倍の価格で販売されるようなので、本作なら売価約4万円。
廃盤価格は内容と比例していないことは周知の事実で、こう言っては元も子もないがそれでも敢えて言うなら、その価格なら本当のEvans Trio又は正当な(?)Evans派Trioのアルバムを購入した方が有意義に思える。
余力がある或は1万円台以下での購入機会がある、又はピアノ・トリオコレクターにだけ勧められる。

2015/11/08(日) 21:49:36 piano O-U トラックバック:0 コメント:0