A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Paul De Margerie

paul de margerie
paul de margeriepaul de margerie

Calender Date
SELECT/SP-12.035/Canada/1959


Paul De Margerie(p) Nick Ayoub(ts) Marcel Levesque(tp)
Tony Romandini(g) Yvan Landry(vib) Roland Desjardins(b)
Guy Lachapelle(dr)


Side1
Septet
Be My Love
Rose Of Picardy
La Madone
Too Much Tequila
Fantaisie Impromptue

Side2
Tintarella Di Luna
Du Côté De La Lune
Continental
La Goualante Du Pauvre Jean
Frasquita
Noir Et Blanc

リーダー兼ピアニストのPaul De Margerieの事は知らなかったが、ここでも取り上げた事のあるNick AyoubとYvan Landryの名を目にして手にした1枚。
残念ながら(?)純粋なジャズアルバムではない。
「Be My Love」と「Frasquita」を除いては、曲ごとにチャチャやマンボ、ビギンやサンバ、ロック、バラードまで多種多様だ。
ジャズアルバムとして期待していた分、散漫な印象しか残らなかった。用意されたジャズの2曲が中々の好演なだけにで余計に惜しい。
因みに掲載盤は60年代初頭のセカンドプレスで59年のファーストプレスはジャケット裏の演奏風景を表紙に配したブルーのジャケットのようだ。因みに60年代後期のサードプレスまであるようだ。
しかし、内容が内容だけにファーストであろうとセカンドであろうと、もはやどちらでも良いという気になる。
それでもそれだけリリースされたのだから、需要があったのだろう。
ただ自分には、どの層の音楽ファンに向けられたものだったのだろうか、という疑問だけしか残らなかった。

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2016/04/28(木) 23:05:43 piano H-N トラックバック:0 コメント:0

Terry Pollard

Terry Pollard
Terry PollardTerry Pollard

Terry Pollard
BETHLEHEM/BCP1015/USA/1955


Terry Pollard(p) Don Fagerquist(tp) ) Howard Roberts(g)
Herman Wright(b) Frank DeVito(dr)


Side1
Feddi
Autumn Serenade
Laura
Where Or When

Side2
Scrapple From The Apple
Emaline
The More I See You
Almost Like Being In Love

1931年デトロイト生まれの女流ピアニストTerry Pollardの唯一のリーダー作品。
リーダー作は唯一だが共演したジャズマメンは枚挙にいとまがない。
Bill Mitchel、Terry Gibbsを筆頭にColtrane, Parker, Miles, Chet、EllingtonやElla Fitzgerdなど、彼女が当時のジャズシーンでいかに重用され信頼されていたかを示すものだ。
従って、リーダー作が少ないからと言っても幻のピアニストというわけではない。
それはこの録音がLeonard Featherの推薦によってなされた事からも、実力を備えたピアニストだったことの証左となるだろう。
曲毎に力強さと繊細さを巧みに使い分け、Howard Robertsのギターがそれに上手く呼応する。それに若干呑まれている感のあるFagerquistが可笑しさを誘う。
最後は5人が一体となった躍動感のある演奏による締めは絶品。
捨て曲が無く、もっと聴いていたい気分にさせられる。

2016/04/24(日) 14:34:39 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

The Laidlaw-Riccucci Jazz Group

The Laidlaw-Riccucci Jazz Group
The Laidlaw-Riccucci Jazz GroupThe Laidlaw-Riccucci Jazz Group

Jazz From The Stockbridge Inn
STOCKBRIDGE/691/USA/60's


Paul Riccucci(cor,tb) Frank Laidlaw(ss,cl) Maurice Lavalle(p)
Charlie Stevens(b) Jack Stewart(dr)


Side1
Conquette
The Old Rugged Cross
Strut Miss Lizzie!
At The Jazz Band Ball
Mandy,Make Up Your Mind
Stockbridge Inn-Firmary Blues

Side2
Marie
Creole Love Call
See See River Blues
Yellow Dog Blues
Old Fashioned Love

マイナーレコードとの出会いは偶然の要素だけではない。
ぼーっと眺めながら何の情報も無い状態で、世界に溢れる無数のレコード群の中から「ジャズ」の「マイナー」盤を抜き出す作業はとてつもなく根気のいる作業のように思えるが、経験や知識或は勘をもってそれらを改めて眺めると、探り出すためのいくつかのヒントがちりばめられている。
例えばそれはメンバーや編成、曲目やレーベル、そしてジャケットから伝わってくる雰囲気に至るまで様々だ。
偶然と思われる要素を必然に変えていく推理ゲームのような作業が面白さの一つでもある。
例えば本作。これは1年程前にここで取り上げたJack Stewart『Middle Of The Road』からヒントを得ている。
先に本作を入手し後に『Middle Of The Road』を見つけたならばそれは偶然だが、この入手経緯は必然だ。
『Middle Of The Road』の副題にあった「More Jazz From The Stockbridge Inn」の文字が引っかかっていたからだ。
その中の「More」が重要で最大のヒント。必然的に前作があると推察出来た故に探し当てる事が出来たレコード。

内容はディキシー系ジャズ。『Middle Of The Road』のJack Stewartも参加していたのでモダンなのかと期待してみたが宛が外れた。
それでも昔はBix Beiderbeckeを好んで聴いていた時期もあり、その頃の気持ちになれた上に、推理の中から実際にそのレコードの存在を確かめられ、さらに入手まで出来た、その過程を楽しめただけでも後悔はない。


Jack Stewart『Middel Of The Road』
http://karyoubinka.blog93.fc2.com/blog-entry-552.html

2016/04/23(土) 23:05:01 others トラックバック:0 コメント:0

Chris Ibanez

Chris Ibanez
Chris IbanezChris Ibanez

An Evening At The Villa Roma
No Label/CRS-125/USA/60's


Chris Ibanez(p) Vernon Alley(b)

Side1
.There's A Small Hotel
Satin Doll
Marcelle
Canadian Sunset
Call Me Irresponsible

Side2
On A Clear Day You Can See Forever
Misty
I Will Wait For You
Une Marionette
The Shadow Of Your Smile
What Now My Love

Ibanezのアルバムは『Jumpin' At The Executive Suite』『Sidewalk Cafe』に続いて3枚目の紹介となる。
サンフランシスコにあったローマのコロッセオを模したと思われる洒落たホテルVilla Romaでの演奏。
と言ってもライブ録音というわけではない。
Ibanezはサンフランシスコを拠点に活動していたので、その演奏活動の一環としてVilla Romaでの演奏も含まれていたのだろう。
ジャケットの3分の2はこのホテルの宣伝に使われているようなもので、ノーレベルという点も含めてもしかしたらこのホテルの販促用のレコードだったのかもしれない。
このホテルの雰囲気にぴったりなのがIbanezの洒落たピアノだったのだろう。
デュオの為ベースの効果も引き立つ。力強いAlleyのベースとIbanezの繊細なピアノとの対比、相乗効果が楽しめる内容になっている。

2016/04/06(水) 22:35:03 piano H-N トラックバック:0 コメント:0