A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Art Phillips/Yvan Landry

Art Phillips/Yvan Landry
Art Phillips/Yvan LandryArt Phillips/Yvan Landry

Art Phillips Band/Yvan Landry Septet
CBC TRANSCRIPTION/LM21,LM22/Canada/1967


Side1
Art Phillps(unknown) &Orchestra

Side2
Yvan Landry(vib) Gilles Laflamme(tp) Nick Ayoub(ts,fl)
Art Maiste(p) Don Habib(b) Roger Simard(dr)
Tony Romandini(g) Roy Berthiaume(vo)


Side1
Loch Lomond
Love Is Here To Stay
I Found A Million Dollor Aby

Side2
Mountain
Milestones
Offeo Negro
Bewitched
Sometimes I'm Happy

まだ取り上げたいアルバムがあるが、今回は取り敢えずここでカナダ盤に区切りをつけよう。
今回はカナダの女流ピアニストのトリオモノを紹介する予定だった。
しかし、過日久しぶりにレコード棚の大掛かりな整理をした際に、どこかに紛れてしまって行方不明になってしまった。
代わりに出てきたのがこのアルバム。
いつどこで入手したのか記憶の欠片も無かった為、自分のレコード棚から出てきたのにも関わらず、不意の出会いに思わず驚嘆してしまった。
前に取り上げたRon Johnsonと同様のCBC TRANSCRIPTION盤だ。
但しこちらはジャケットが元々無く、掲載しているのは通常のレコードで言うと内袋にあたる。
Side1とSide2ではメンバー、収録内容も異なっていて、さらにレコード番号も片面ずつ異なっている。
たまたまインサートが残っていたが、これがなければメンバーも収録年も何の情報も得られなかっただろう。
そのインサートにさえSide1のメンバーは不明となっている。
内容はビッグバンド物で所々挟まれるソロパートがなかなか良いが、収録時間、収録曲ともに少なく中途半端な感じは否めない。
そうなると聴き所はSide2だろう。
Yvan Landryのアルバムは過去に取り上げたが、その時と同じ頼もしいサイドメンDon HabibとRoger Simardの存在が嬉しい。
彼らの存在感とTony Romandiniのギターが程良くマッチした「Offeo Negro」(黒いオルフェ)と「Bewitched」が好演。
最後に用意されたボーカルナンバー「Sometimes I'm Happy」は全くの蛇足だ。

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2016/05/19(木) 17:30:00 others トラックバック:0 コメント:0

Ron Johnson

Ron Johnson
Ron JohnsonRon Johnson

Jazz
CBC TRANSCRIPTION/LM-46/Canada/1968


Ron Johnson(p) Maurice Steens(b) Bill Boil(dr)

Side1
Boplicity
Wait Till You See Her
Passion Flower
Hey Joe

Side2
Nigeria
Dance To The Lady
With A Song
Mercy,Mercy,Mercy

またまたカナディアンジャズから。
前回取り上げたNorman Amadio同様、知名度の低い(多分)ピアニストのピアノトリオ。
統一ジャケット臭が漂うデザインに素っ気の無いタイトル、期待度の低い雰囲気をまとっているが、実際にはこれが中々聴かせる演奏が揃っているという点に於いて、やはりNorman Amadio盤に通じるものがある。
ここに収められたの演奏群の特色を一言で表すならば「換骨奪胎」が相応しいだろう。
Milesの「Boplicity」、Bully Strayhornの「Passion Flower」、Ornetteの「Nigeria」やZawinul「Mercy,Mercy,Mercy」、スタンダードの「Wait Till You See Her」と「With A Song」、さらにJim Hendricksの「Hey Joe」までジャズファンなら一度は耳にしたことがあるような曲を独自の解釈でもってアレンジしていく様は聴きごたえたっぷり。
取り分け徐々に先鋭化していく「With A Song」と特異な音色を持つ「Hey Joe」は強烈なインパクトを残す。
まずは冒頭の「Boplicity」から惹き込まれること請け合いだ。

そして、これが漸く辿り着いた600枚目のアルバム。
先はまだまだ長い…

2016/05/18(水) 21:42:18 piano H-N トラックバック:0 コメント:2

Norman Amadio

Norman Amadio
Norman AmadioNorman Amadio

The Norman Amadio Trio
CTL/5037/Canada/60's


Norman Amadio(p) Bill Britto(b) Archie Alleyne(dr)

Side1
Hallelujah
The Very Thought Of You
Enchantment
Lullaby Of The Leaves
Taboo
You Do Something To Me

Side2
Oh Lady Be Good
Nica's Dream
Frenesi
Blues For Yna Yna
Mein Shtetele Belz
Alleluia D.T.'s

さらにカナダのアルバムから。
当ブログのコンセプトである「50-60年代を中心としたマイナー盤」の紹介となると、本盤のようなライブラリーものやラジオ音源ものにまで掘り下げていかざるを得ない。
またこの手の特徴として、面白みに欠ける統一ジャケットを用いたり、そもそもジャケットがないものもあって丹念に探っていかないと見落としがちになりやすい。
ここでも過去に取り上げたJoe SealeyとPierre NadeauのRadio Canada盤はやはり統一ジャケットだし、Pat Ricco、Dick McClishとRon CollierのCTL盤もやはり統一ジャケットであった。
さらに放送用音源の為か1曲あたり2、3分程度の短い演奏で占められていてもの足りなさを感じる。
そして、本作は録音も決して優れているとは言い難い。
と、これだけ並べられると駄盤のような扱いだが、演奏内容は良く侮れない。
「Hallelujah」から始まり「You Do Something To Me」までの流れが好きだが、どれか1曲を選ぶとしたら同じカナダのDon Thompsonが作曲した「Alleluia D.T.'s」の演奏が秀逸。
この曲の為だけに手にしても惜しくはない1枚。

2016/05/16(月) 18:00:24 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

Jimmy Namaro

Jimmy Namaro
Jimmy NamaroJimmy Namaro

Jimmy Namaro Trio At The Westbury
COLMBIA/FL264/Canada/1958


Jimmy Namaro(marimba,vib,p) Lin Boyd(b) Gord Carlry(dr)

Side1
Sentimental Journey
Yesterdays
Sam for Short
Too Marvelous for Words
Changing Keys
Love for Sale

Side2
What is This Thing Called Love
I Cover the Waterfront
Morrocco
Dansero
Night Sounds
Babylon

引き続きカナダのアルバムから。
リーダーのJimmy Namaroは1913年メキシコ生まれで、後にカナダに移住したマリンバ、ヴァイブ、ピアノを扱うマルチ奏者。
リーダー作は何枚もあるが手持ちのアルバムはこれだけ。
マリンバを主体にしたアルバム自体も所有しているのはこれだけだったと思う。
耳慣れない事もあって、最後までマリンバジャズの魅力が掴めなかった。
結局「Changing Keys」のような耳慣れたピアノトリオ、ヴァイブトリオに心躍るのは些か保守的すぎるのだろうか。

2016/05/15(日) 12:00:35 others トラックバック:0 コメント:0