A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Bryce Rohde

Bryce Rohde
Bryce RohdeBryce Rohde

Straight Ahead !
CBS CORONET/KLLS1741/Australia/1962


Bryce Rohde(p) Frank Phipps(b-tp) Dick Knudson(b)
Colin bailey(dr)


Side1
How Many Thunders Do You Need ?
Pickled Piper
Millstream

Side2
Better Than Anything
Opus Five
Lydia
Woolloomooloo

相変わらずオーストラリア盤を。
そして引き続きBryce Rohdeのリーダー作を紹介。
本盤をRohdeの代表作と見做しても良いだろう。
7曲中6曲をRihde自身のオリジナルで固め、前作『In Concert」』は異なるアプローチを試みた意欲作。
アルバム上ではここが転換期になっている。AJQを経て『In Concert』までの流れから逸し、独自の世界観を確立したかのようだ。
これまで取り上げた同郷のJudy BaileyやErrol Budle、The Three Outらとも一線を画している。
ゴリゴリと力で押し切る所謂「Straight Ahead」なタイプというよりも、抑制された美意識が隅々まで行き渡っているような演奏。

スポンサーサイト
2016/07/30(土) 23:45:47 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

Bryce Rohde

Bryce Rohde
Bryce RohdeBryce Rohde

In Concert
CBS CORONET/KLP909/Australia/1960


Bryce Rohde(p) Ed Gaston(b) Colin Bailey(dr)
George Golla(g)


Side1
John Boy
Lonesome Road
Give Me The Simple Life
My Funny Vallentine
9.20 Special

Side2
Our Delight
You Are Too Beautiful
Assisted Passeage
Blues For Sylvia

まだあるオーストラリア盤の紹介。
リーダーのBryce Rohdeもまたオーストラリアジャズをを代表するピアニストの1人。
そしてAJQことAustralian Jazz Quartetの一員。
1923年タスマニア生まれ。地元オーストラリアはもとよりアメリカでも研鑽を重ね近年まで長いキャリアを維持していたが、惜しくも今年初頭に亡くなった
その長いキャリアの中で発表した初リーダー作が本盤にあたる。
Rohdeというと『Straight Ahead』が代表作として挙げられると思うが、それよりも2年前に発表された本作はオーソドックスな演奏でインパクトは薄い。
Ray Brownへトリビュートされた「Blues For Sylvia」がハイライトと思えるが、それでもまだAJQの延長線上に位置していてこの後発露されるRohdeの個性や音楽感への表明、確立には到っていないように思える。
Rhodeのアルバムとしては特段勧められるものではないが、当時のオーストラリアのジャズシーンを窺い知る為には、これもまた貴重な記録となるだろう。

レコードの楽しみとしてジャケットや音質面が主にあげられるが、レーベルデザインもまたその1つと言えるだろう。
この八角形のレーベルは所有するコレクションの中では唯一の存在。

2016/07/24(日) 15:40:00 piano O-U トラックバック:0 コメント:0

The Three Out

The Three Out
The Three OutThe Three Out

Move
COLMBIA/33-OSX-7639/1962


Mike Nock(p) Freddy Logan(b) Chris Karan(dr)

Side1
Squeeze Me
If I Were A Bell
Primitive
Way Back
Move

Side2
Softly As In A Morning Sunrise
Little Niles
Freshwater
Autumn In New York

まだまだオーストラリア盤を。
The Three Outの代表作にして、60年代のオーストラリアジャズを代表する一枚。
こちらも近年再発されて、気軽に多くの人に聴かれるようになり喜ばしい限り。
ベースとドラムの鳴りっぷりが気持ち良く、それに導かれるように躍動するMike Nockのピアノも爽快だ。
「If I Were A Bell」ではMikeのピアノ、「Move」に於けるChris Karanのドラム、「Autumn In New York」でのFreddy Loganのベース、とそれぞれの個性を活かした曲もさることながら、全編を貫くグループとしての一体感が具現化された良演の宝庫。

2016/07/10(日) 23:30:45 others トラックバック:0 コメント:2

The Three Out

The Three Out
The Three OutThe Three Out

Sittin' In With The Three Out
COLMBIA/33-OSX 7650/Australia/1962


Mike Nock(p) Freddy Logan(b) Chris Karan(dr)
Errol Buddle(ts) Don Burrows(as, brs) Ron Falson,Colin James(tp)


Side1
I Love You
New Jade
Night In Tunisia
Autumn Leaves
The Lady Is A Tramp

Side2
Sittin’ In Blues
Dizzy Pipe
Loganberries
Nock Out

だいぶ間が空いてしまったが、相変わらずオーストラリア盤の紹介。
前回取り上げたErrol Buddle繋がりで、今回はこのアルバムを取り出してみた。
ただし、リーダーはBuddleではなく、地元のクラブセッションから誕生したグループ「Three Out」になる。
Side1はそのThree Outのピアノトリオ。Side2はThree Outをリズムセクションにホーンが加わったセクステットによる演奏。
近年再発されたようで、耳にした人も多いと思う。
音、内容とも全編通して素晴らしく、オーストラリアンジャズメンの矜持とアメリカに負けないオーストラリアジャズの証左を示すアルバムの1枚だと思う。
因みに本盤のオリジナル盤に関しては、レコードそのものも珍しいが、そこにモノラル盤のジャケットが綺麗なものという付帯条件が加わるとさらに入手難易度が高くなる気がする。
出回っているものはジャケットにシミやリングウェアの類がくっきりと付いているものが多く、掲載したジャケットのように瑕疵が殆どないものは探すのに手間がかかる。

2016/07/09(土) 23:00:07 others トラックバック:0 コメント:0