A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

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Bill Jennings

Bill Jennings
Bill JenningsBill Jennings

The Fablous Guitar Of Bill Jennings
KING/295-106/USA/1954


Bill Jennings(g) Andrew Johnson,Bill Doggett(p,organ)
Joe Williams,Jimmy Glover(b) George DeHart,Shep Shepherd(dr)


Side1
Big Boy
Darn That Dream
Soft Winds
Sophisticated Lady

Side2
They Can't Take That Away From Me
What's New
633
Danny Boy

今回からギタリストBill Jenningsのアルバムを暫く紹介していこうと思う。
とは言うもののBill Jenningsの情報については殆ど持ち合わせていない。
1919年インディアナ州生まれで、40年代後期からLouis JordanやJimmy Preston、Nita Lore、Little Willie John、Willis Jackson との共演、録音歴があり、左利きなのに右利き用のギターをそのまま扱う奇人(?)といった程度だ。
Jenningsのアルバムの中では本盤とこれより1つ前のレコード番号295-105『Jazz Interlude』の2枚の10インチ盤が入手難易度では上位に入るだろう。
『Jazz Interlude』の方は2曲追加された『Billy In The Lion’s Den』として12インチ化されるが、こちらは10インチオンリーの内容だと思われる。
従って価値はややこちらが上回っているのではないだろうか。
自身も『Billy In The Lion’s Den』を先に入手したため『Jazz Interlude』は既に不要と判断している。
Jenningsのこの風貌からして泥臭く真黒な演奏を勝手に想像してしまうが、以外にも端正だ。
ただ、端正と言っても白人ギタリストのそれとはまた違う。かといってアクの強さがあるわけでもない。
どっちつかずのふわりとした宙づり状態、この唯我独尊的なスタイルこそがJenningsの魅力なのだろう。
一聴をお勧めしたい1人である。

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2016/08/26(金) 22:50:29 guitar トラックバック:0 コメント:4

John Bresnik

John Bresnik
John BresnikJohn Bresnik

The John Bresnik Trio
No Label/No Number/USA/1961


John Bresnik(p) George Clark(b) Steve Scott(dr)

Side1
The Lady Is A Tramp
The Man I Love
It's Almost Like Being In Love
Jeepers Creepers

Side2
How High The Moon
Hamp's Blues
Our Love Here To Stay
Take The A Train

これはほぼ知られていないアルバムだろう。
John Bresnikのもう1枚のリーダー作。Bresnikは1枚のみと思われている節があるがちゃんと存在する。
前回取り上げた『Jazz Germany』より2年前の録音となり、これが初リーダーだと思われる。
本盤もやはりノーレーベルの完全プライベートプレス。
『Jazz Germany』は珍しいとは言え、年に1回は見掛けるレベルで、先述のように某通販サイトでは売れ残ったままだ。
しかし、こちらはまず見掛けない。知られていないから相場も皆無。数万円の値が付いても不思議ではないが、数千円で売られていても疑問は沸かない。
『Jazz Germany』はマイナー盤にしてはそれなりに知られていてある程度の相場のようなものが存在するが、こちらは知られていない、故に探されない。競争相手がいない。だから、レコード自体は見つけにくいが出て来た時は人知れずこっそりと安価で入手可能なはずだ。
でも、ここに掲載され為に競争力が付いて急激に高騰…なんて影響力はこのブログにはないだろうから心配は無用。
内容は皆の大好きな(?)ピアノトリオ。
こちらも好内容で取り分けトリの「Take The A Train」を愛聴する。
「Take The A Train」というと好フレーズが連発する70年代のモントルージャズフェスでのRay Bryantのピアノソロをこの曲のベストトラックとして愛聴してきたが、それに並ぶとは言い過ぎだが、Bresnikのこれも結構良い線をいっている。

2016/08/21(日) 17:00:00 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

John Bresnik

John Bresnik
John BresnikJohn Bresnik

Jazz Germany
No Label/No Number/USA/1963


John Bresnik(p) Earl Moseley(ts) Enoch Allen(b)
Nat Tassinario(dr)


Side1
The Lady Is A Tramp
Misty
Au Private

Side2
Blue Mose
I'll Remember April
Toyopa Drive

このアルバムも過去に紹介したJoel Zelnik『Move』、Hank Bagby『Opus』と同様「60年代のアメリカのマイナー盤」という条件の中では高額取引されてきた1枚になるだろう。
もちろんそれは店や個人によって単に値付けがされたという事ではなく、実際に取引された価格の事で、私が見た限りでは最高7万8千円、平均でも5万程度はしてきたと思う。
繰り言になるがこの手のマイナー盤の宿命として、相場という概念が皆無に等しく、偶然売り手と買い手のタイミングが一致した時は物凄く高騰するが、ある程度行き渡ると相場が下がる、だけならまだしも見向きもされなくなる危険性さえ孕んでいる。
実際、今現在某通販ショップに上々そうなコンディションのものが当初の半額2万5千円でも売れずに長らく残っている。
ただ、先月もそのショップでは同タイトルの未開封盤が5万以上で売れているようなので、コンディション如何によっては『Move』や『Opus』程の暴落はまだしていないという判断で良いのだろうか。
本作はノーレーベルの自主制作盤。ジャケットがシルクスクリーンになっていて凝った造りになっている。
ライナーなくメンバーの経歴等の情報は不明。
唯一ラベルにメンバーと録音場所、録音年の記載がある。
そして、裏面に小さく恐らくBresnik本人が押印したものと思われるサインがある。
そこには「John C Bresnik 633 Toyopa Drive Pacfic Palisades.calif.」とある。
そこからBresnikはカリフォルニアで活動していたピアニストでサックスのEral Moseleyも同郷で後にジャズファンクの分野で活躍するジャズメンと同一人物と思われる。
従ってタイトルにGermanyとあるがドイツのジャズメンでもなければドイツ盤でもない。
どういう経緯でそこでの録音に到ったのかは謎だが、63年のミュンヘンに於ける記録となっている。
プライベート盤、マイナージャズメンといえども内容は悪くはない。
高額になる理由はただのマイナー盤だからというだけではなく、そこに内容も伴っているからという事だろう。
逆にこの高水準の演奏がアメリカジャズの層の厚さとも取れる。
もう少しメジャーレーベルからリリースされていたら、多くの人の愛聴盤になっていた可能性がある。

2016/08/20(土) 23:00:44 piano A-G トラックバック:0 コメント:0

George Golla

George Golla
George GollaGeorge Golla

On The Centre Line
Festival/SFL-932,684/Australia/1967


George Golla(g) Errol Buddle(ts,oboe) George Thompson(b)
Derek Fairbrass,John Sangstar(per)


Side1
Winchester Catherdral
Guantanamera
Sunny
I've Got A Lot Of Livin' To Do
Alfie
There'll Never Be Another You

Side2
Walk Right In
Can't Buy Me Love
Shadow Of Your Smile
Maria
Spanish Harlem
The Girl Next Door

これで今回は最後のオーストラリア盤の紹介となる。
最後と言っても思い出せるまま棚から取り出して来たため、見落としがあるかもしれない。
何かの拍子に出てきた時には、または追加購入があった時には改めて紹介の機会を持ちたい。
前回取り上げたDon Burrows『The Jazz Sound』に参加し、光るプレイを披露したギタリストGeorge Gollaのリーダー作。
そのGollaは元々はポーランド出身で50年代にオーストラリアに移住し、主にシドニーを中心に活動していた。
本盤もそのシドニーに於ける67年の録音。
曲ごとに編成が異なり、Gollaもエレキ、アコースティック、クラシックと3種のギターを使い分けている。
ホーンにはお馴染のErrol Buddleも参加している。
『The Jazz Soundほどの印象は強く残らないが、時にウォームに時にクールに時に緩急をつけながら、曲の持つイメージを大切にしながら丁寧に爪弾くスタイルに好感を抱く。
その音色からGollaの人柄が恰も投影されているかのようだ。

2016/08/15(月) 23:25:45 guitar トラックバック:0 コメント:0

Don Burrows

Don Burrows
Don BurrowsDon Burrows

The Jazz Sound
COLMBIA/SCXO-7781/Australia/1966


Don Burrows(as,cl,fl,fife) Ed Gaston(b) John Sangster(vib,per)
George Golla(g)

Side1
Kaffir Song
Love Is For The Very Young
Esa Cara
Slightly Blue


Side2

Hard Sock
Rain On Water
De Veras?
Algeciras
Pink Gin

残り僅かになったオーストラリア盤の紹介。
引き続きDon Burrowsのリーダー作から。
前作『On Camera』はアレンジに趣向を凝らしたオーソドックスな演奏スタイルだったのに対し、こちらは既成のジャズスタイルとも異なる「Burrows Sound」とも名状したいような不思議な魅力に溢れたアルバム。
Burrowsのマルチリードが各場面を演出し、リズムの3人がそれぞれが自身がリーダーであるかのような振る舞いがそれを更に敷衍させていくかのようなスタイルが功を奏している。
取り分けベースのEd GastonとギターのGeorge Gollaのプレイに耳が奪われる。
そのGollaの自作曲「Algeciras」と「Pink Gin」が気に入っている。
万人向けのジャズアルバムでは無い為手放しで推薦できるものではないが、Burrowsの志向に興味があるならば『On Camera』よりも適した1枚となっている。

2016/08/13(土) 17:25:14 others トラックバック:0 コメント:0
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