A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

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Bess Bonnier

Bess Bonnier
Bess BonnierBess Bonnier


Theme For The Tall One
ARGO/LP632/USA/1958


Bess Bonnier(p) Nick Fiore(b) Bill Steen(dr)

Side1
All The Things You Are
The Thrill Is Gone
Tones For Bones
Theme For The Tall One

Side2
Dorian
Blue Room
A-Train
Trolley Song

先に取り上げたPatti Bownに続き女流ピアニストを紹介しよう。
彼女の盲目ながら、そのハンディを微塵も感じさせないプレイは見事というほかはない。
Patti Bownよりもさらに知名度では劣るものの晩年に至るまでレコーディングを続け、息の長い活動をしていたようだ。

さてPatti BownとBess Bonnierのアルバムを立て続けに取り上げのは他でもない。
このアルバムがマイナー盤に向かわせるきっかけとなった事を懐かしく思い出したからだ。
否、正確にはこの2枚のアルバムを巻頭カラーで紹介したジャズ批評社の「ピアノ トリオ1600」あの本の存在がマイナー盤収集を加速させた。
当時の廃盤収集の手段としてはショップか通販が主だった。
今と違ってネット環境がなかった分入ってくる情報は少なく、店で直接眺めるか雑誌に頼るしかなかった。
中でも通販ショップから送られてくるカラージャケが掲載された美麗なカタログが、自分の中ではバイブルのような存在だった。
そこには知らないレコードが無数にあり、ただ眺めているだけでも楽しかった。
どんな演奏なんだろうと想像を膨らませながら、飽きもせず眺めては辞典のように扱っていた。
掲載されたレコードがどれも眩しく思えた。
そういう状況の中で発刊された「ピアノ トリオ1600」には快哉を叫んだものだった。
多くの本が何回同じ名盤のレビューをすれば気がすむのかといった怒りにも近い感情を抱かせる紙面構成に辟易させられる中、レビューは殆どなくジャケ付きのディスコグラフィーのようなシンプルな構成。あれがまさしく求めていたものだった。
このブログを始めたのも、あの本のおかげと言っても過言ではない。
今はネット環境が各段に進歩し、情報が溢れ返っている。ジャズのレビュー本やディスクガイドも掃いて捨てるほど発刊されてきた。
それでもここで取り上げてきたようなアルバム群を真剣に(?)取り上げたガイド本の存在を私は知らない。
だからその間隙を突くことようなをやりたかった。
冒頭の「All The Things You Are」を聴くと当時の高揚した気持ちを思い出す。

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2017/03/07(火) 22:41:04 piano A-G トラックバック:0 コメント:2
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コメント

「ピアノトリオ1600」

迦陵頻伽さん
 大変ご無沙汰いたしております、最近はあまり拝見していなかったんですが、この記事を見て私も同感です「ピアノトリオ1600」の影響は 大きかったと思います 私はこのおかげでカラーページの最初のCOLLUMBIAのpiano moodsシリーズをみんな集めることにしたきっかけでしたよ 何とか揃うと今度はMGM keyboard kinngs シリーズに出会い またATLANTIC Piano Panorama なるシリーズ(全部10in)もあり かなり探しましたが これらは 数枚 集めただけで 全容は私には 把握できませんでした。
 私はもともとは 1974 4 スイングジャーナルの臨時増刊 「幻の名盤読本」を見た時から お金も情報も無い時代から何とか少しずつ集めていましたが 最近は 興味が他に行ったのと 歳をとって このレコード群をどうするかを 考える この頃ですよ。
  1. 2017/03/20(月) 04:33:28 |
  2. URL |
  3. ikuchan #d5pR6dlA
  4. [ 編集]

Re: 「ピアノトリオ1600」

ikuchanさん、こんばんは。お久しぶりです。

あの本は辞典の如く隅々まで飽くことなく眺めていました。
知らないレコードを聴いてみたいという衝動に駆られ、マイナー盤に本格的にのめり込むきっかけとなるものでした。
今後あの手の本が刊行される機会はもう無いでしょう。
だからこそそれに代わるようなことをここで試みているのかもしれません。


〉最近は 興味が他に行ったのと 歳をとって このレコード群をどうするかを 考える この頃ですよ。

近年レコード蒐集から身を引く方が多いように思えます。
廃盤価格の高騰が著しいですが、熱気は比例しているようには感じられません。
私はまだ引退には遠いですが、欲しいレコードは後数十枚しかありません。
その数十枚も数年に一度巡り合えるかどうかのものばかりとなり、仮に出て来たとしてもそこから自分の手元に収まる確率は極めて低いように思えます。
一生巡り合えないのかもしれませんが、長旅と思いながら細々と続けていきたいと思います。
  1. 2017/03/20(月) 22:00:17 |
  2. URL |
  3. 迦陵頻伽 #-
  4. [ 編集]

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