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A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~

1950-60年代を中心に、名盤の陰に埋もれてしまった不遇のレコードを「陽のあたる場所」へ。

Bob Cooper

Bob Cooper
Bob CooperBob Cooper

Milano Blues
MUSIC/LPM2009/Italy/1957


Bob Cooper(ts,oboe) Hans Hammerschmi(p) Rolf Hansen(b)
Viktor Plasil(dr)


Side1
Milano Blues
Angel Eyes
Capuccino Time

Side2
People Will Say We're In Love
Tickle Toe
Fiera Di Milano
I'm Through With Love

都内を中心としたGWの廃盤セールが大盛況なようだ。
目玉商品の中には特に欲しいものはなかったので、それ以外の廃盤を何枚か問い合わせてみたがかすりもしなかった。
もっぱら店に赴くまでの情熱はないので仕方のない事なのだが、やはりそこはセールにの熱狂に押されてこの価格では普段は手を出さないものにまで手を伸ばしてしまう人が多いのだろうか。
特に早くから並び目的のものが手にできなかった人や遠方から来た人なら尚更だろう。ここまで来たなら引くに引けない、何か買わなければ損だ、というような心理的なプレッシャーも働くのだろう。
軒並みリストから消え去っていき、ぺんぺん草も生えない状況だ。
そんな中で5月6日に実施されるセールに「おっ!」と思ったものが挙がっていた。
それが本盤だ。本当に久しぶりに見掛けた。
よくよく考えると先述のNuntio Rotondo盤と匹敵するくらい、イタリアMUSICレーベルでは入手困難な気がするがどうだろう。
今度のセールでどれほどの値が付けられるかは不明だが、アメリカジャズメンの他国録音盤としては結構高価な部類になるだろう。
アメリカ録音盤と他国録音盤との差が激しく開く一例でもある。
例えばChet Bakerはアメ盤は人気がありそれなりの値が付く。他国盤もBarcley、Music、Celson辺りは人気もあり高額だ。だからその価格差は極端ではない。
その他直ぐに思い付く限りではBud Shankも「In Afrika」辺りだとUS Pacific盤とは差が開くが、Pacificも人気があり美麗だとそこそこするので、Chet程ではないが落差は極端ではない。
ところがこのBob Cooperはどうだろう。代表作は『Coop』かCapitol盤になるだろうが、それらと本作との価格差は10倍以上になるのではないかと推察される。
残念なのがそれらとは内容の優劣ではなく、ただ一点「稀少性のみ」に限られた価格つけというのは残念だが、廃盤の世界では良くある事で仕方ない。
Bob Cooperは個人的に好きなクールなテナーマンの1人でイタリアに行ったからと言って突然スタイルが急変するわけでもなく、現地のリズム人に囲まれながらも気負わず変わらずクールで知的なCooperのテナーを披露している。
久しぶりに針を落としてみたが実に心地が良い。その他のアルバム連続して聴いてみたがどれも悪くない。
GetzやZootの陰になりがちであまり人気がないが、過小評価のジャズメンの1人と言えるだろう。

昨今のヨーロッパ盤ブームの翳りに比例して良心的な価格に抑えられているのか、GW価格ともいえる強気で出るのか、明後日のセールに少し注目している。
まあ、即売れなら知る由もないけれど…

「追記」
「即」ではなかったが、98000円という強気な価格にも関わらず売れたようだ。
昨今のヨーロッパ盤の下落傾向からするとかなり健闘したようだ。
やはり「G.W」という魔力のせいだろうか、通常のセールのような冷静な状態では避けられた可能性は大きい。

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2017/05/04(木) 15:02:03 tenorsax トラックバック:0 コメント:0
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